東京大学理系 Part 3
小花 栄貴 さん(理T・開成) |
水野 僚介 さん(理T・麻布) |
グノーブル入塾のきっかけ
小花:
中3の時に入塾しました。
それまではずっと学校だけで英語をやっていたけれど、なかなか伸びなかったので、「英語力を身につけたいな」と思って塾を探していました。
僕の場合、兄がグノーブルに通っていて、親からの勧めもありました。
僕自身は、塾に対して「しっかり英語を学びに行く」という意識が強くありました。
ですから、授業に集中できる環境であることと、受験に特化した英語ではなくて英語に対して真剣に向き合えることを考えてグノーブルにしました。
水野:
僕は高2の9月に「塾に入ろう」と思いました。
中学受験が終わって5年近くどこの塾にも行っていなくて、何もしていませんでした。
さすがに独学ではきつくなり始めて、英語と数学で入るつもりでした。
映像授業の塾を除外して、友達が多く行っている塾の中で検討しました。
もうひとつの塾と「どちらにしようかな?」と迷いましたが、友達から塾の内容や評判を聞いていて、グノーブルには悪くない印象がありました。
グノーブルの話題
水野:
学校で、先輩や後輩との日常的な会話で「今どこの塾に行っているの?」という質問をよくしていました。
同じ塾に行っている人たちは同じように行動して生活しています。
僕が仲の良いグループがグノーブルに行っているグループと重なっていて、僕は高1くらいから「グノーブルが良さそうだな」と思っていました。
小花:
同じ部活の子二人が僕と同じタイミングで入塾しました。
その二人とはそれまではあまり仲良くありませんでしたが、入塾を機に一気に仲良くなりました。
水野君が言っていたように、部活以外の曜日で塾に行く曜日を決めると、必然的に学校の放課後に集まって一緒に行くようになります。
宿題も分からないところがあったら、相談しながら「こうなんじゃない?」「いや、こうなんじゃない?」とお互いに教えたり教わったりしていました。
グノーブルの良いところ
小花:
僕が一番助かったのは、自分が申請している曜日でなくても、空いていたら自由に振替できるところでした。
僕は部活と学校行事に力を入れていたので、どうしても自分がもとから入れていた曜日では行けない時は他の曜日に振り替えました。
映像授業だと、理解はできないわけではないけれど、やはり学びづらいです。
だから、映像ではなく対面で振替できるのがありがたかったです。
映像だとスクリーンと自分の部屋なので、どうしても隔離されてしまっている印象があります。
先生が生で目の前で喋っているのと、映像で語りかけてくるのとでは、やはり場の雰囲気も全然違うし、先生たちの熱意も映像の中だと感じられない部分があります。
学校行事で忙しかった時期は映像を活用したこともあるけれど、やはり対面で受けたほうが効果は上がりました。
先生が訴えかけてくれるのを生で聞くと、僕たちも受け取りやすくなります。
学校などでは英語の勉強で単語帳を開いている人が多いです。
僕も中3でグノーブルに入る時、「あったほうがいいな」と思って単語帳を買いました。
でも、グノーブルでは単語帳がなくても覚えやすい授業をしてくださるので、僕は最後まで単語帳をほとんど使わずにすみました。
これがグノーブルと学校や他塾と大きく絶対的に違うところです。
単語帳の暗記は、英単語を日本語に対応させて覚えることです。
でも、グノーブルでは、文脈と語源から英単語のイメージそのものを捉えていけます。
英単語に圧倒的に深くなじめます。
水野:
僕も学校行事に力を入れていたので、振替が利くのに助けられました。
対面授業については僕も小花君に完全同意です。
映像と違って、対面だと先生の存在があるからこその緊張感があります。
僕は授業で前のほうの席に座って、先生との距離を近くしていました。
自分から作り出す集中力と場が作り出す集中力があって、映像授業だと「自分で集中しよう」と思ってもどうしても阻害されます。
そういう面で、場が作り出す集中力が生じる対面のほうがいいと思いました。
「宿題の量がとてつもなく多い」と評判の塾があります。
それをやっていれば伸びるのかもしれないけれど、僕は受験勉強を始めた時期が遅かったので、効率を上げないと間に合いませんでした。
グノの宿題は多くありません。
授業に集中して理解したことを復習で自分のものにしていくのがグノの授業ですから、自分のペースで要領良くやっていけました。
宿題で自分の予定を潰されないようにうまく勉強できたのが大きかったです。
学校とグノーブルとの両立
水野:
もちろん僕はできると思います。
授業を真面目に受けていれば大丈夫です。
振替できますし、宿題の量も多いわけではありません。
最終手段として映像授業があったので、学校優先でも悩むことはありませんでした。
僕の友達がグノーブルに通っていたのも大きかったですがうまく友好関係が作れて両立もうまくいきました。
小花:
僕の場合、特に高3の3月から5月にかけて運動会の行事が忙しくて、その期間は学校行事の自分の役割をこなしつつ、どうしてもグノーブルに行けない時は映像授業を利用していました。
映像授業はひとつの授業が何個かに分かれていて、ひとつ30分くらいです。
だから、問題を解いた上で映像授業を電車の中で聞くこともできました。
グノーブルの英語
小花:
英語はそんなに得意なほうではありませんでした。
でも、不得意なわけでもなくて、テストで点数は出ていました。
グノーブルでは本当の意味で英語の実力が上がりました。
グノーブルの英語を実際に受けて、「受験特化の英語ではない」と感じていました。
言語としての英語をそのまま学ぶのを教えてもらいました。
英語を日本語に直すのではなく、英語を英語でそのまま楽しめるようになりました。
水野:
僕も英語は得意でも苦手でもありませんでした。
英語に対して特に何も思っていなくて、嫌いでも好きでもありませんでした。
グノーブルに入ってすぐに成績が上がったわけではありませんが、徐々に、でも、確実に上がりました。
まず、グノーブルに入って、英語を読む機会も量も確実に増えました。
それによって意識が英語に向かうようになったので、たとえば、普段の生活でも英語に自然に目が行き、その意味が段々分かるようになると英語に対する意識も少しずつプラスのほうに変化していきました。
東大を目指したければ「東大の過去問をやっていればいい」となりがちです。
でも、グノーブルの英語は受験特化塾ではないから、受験英語の点数という点では遠回りだという印象があるかもしれません。
でも、本物の英語力がついているからこそ受験英語にもむしろ近道です。
僕の場合、本物の英語力が高められたからこそ、併願は受験対策をほとんどせずに合格できました。
何よりも教材が興味の湧く内容で面白かったので、そういう英語に触れられたのが良かったです。
小花:
グノーブルの英語は時事ネタもたくさん扱ってくださいますし、幅広い題材が教材になります。
僕が一番印象に残っているのは『星の王子さま』の献辞部分でした。
文構造や単語レベルはそんなに難しいものでないのに、そこにはいろいろな思いが込められていることを実感させられる文章でした。
授業で扱われて、先生の解説を受けた時に「言語って面白い!」と少し感動しました。
英語を翻訳機にかけて日本語にしただけでは読み取れないものがあって、それを先生が教えてくださるのはとてもありがたかったです。
それが知的な英語で、英語を英語のまま読まないと得られない感動でした。
水野君が言うように、グノーブルは英語力を底上げしてくれる塾です。
グノーブルは、大学受験をゴールとした英語ではなく、英語力をボトムアップすることによっていろいろな英語に対応できるようにしてくれます。
英語そのものを理解していれば東大の英語でも困りません。
僕は英語の過去問演習をやらずに合格できました。
グノーブルは本当の英語力を底上げしてくれることで、受験英語の得点力もついたのだと思います。
水野:
グノーブルは教材で大学受験の過去問ばかりをやる塾ではありません。
でも、いつどのように過去問に取り組めばいいかはプリントではっきりと提示していただけましたし、記述問題はどれだけ提出しても先生がすぐに添削を返してくださるなどサポートも手厚かったので安心して受験に向かえました。
受験塾としても素晴らしいと思います。
授業内演習と添削
水野:
授業内演習にはメリットがありました。
その場で真剣に問題を解いて、それをその場で添削していただけるのはすごく役立ちました。
その添削を踏まえた上で解説を聞いて、書き直したものもお願いすればまた添削していただけました。
学校などと習熟度が全然違いました。
受け身で解説を受けるだけでは得られないものがあります。
小花:
僕は演習時間内に終わらないことが結構ありました。
でも、これが自分の中でペースアップにつながりました。
本番のテストと同じでみんなが集中している雰囲気の中、限られた時間で自分なりの早いペースで解かないと終わらない量だったので、速く解く練習になりました。
段々と「時間内でどこまで終わるのか?」も分かってきて、目に見えて自分の習熟度が上がっていくのが実感できました。
受験は時間との戦いなので良い経験になりました。
添削では、先生が指摘してくださった間違いを「何が違うんだろう?」と自分なりに考えて、その上で授業を聞きました。
自分が「ここが間違っていたんだな」と思うところを先生は別の直し方をしていて、「そういう直し方もあるけれど、こういう直し方はどうですか?」と先生に質問していました。
添削に対してまずは自分で答えを作ってみて、先生の授業を聞いて、合っていたらそれでいいし、違っていたら「自分の正した答えはどうなんだろう?」と先生に聞いてみます。
この質問で間違いが分かったら、それに対する訂正も加えていきました。
先生が添削をしてくださることによって、僕たちの習熟度はどんどん上がっていったと思います。
東大の過去問を数年分試してみた時も時間内に解き終わりました。
グノーブルの授業内演習のほうが東大よりも量が多いし、時間的にもきついです。
このきつさを経験しておくと、それ以外のテストであまりビビらなくなります。
本番が終わったあと、英語は手応えがありました。
グノーブルの数学
水野:
グノーブルの数学にはセルフチェックシート*がありました。
自分が解いている時の頭の働きを自分で解析して、「どうしてこれが違ったんだろう?」と見返すのに役立ちました。
解答を見た時「どうしてこれはこうなっているんだろう?」と考える上でも、自分の考え方と先生が教えてくださった解き方の違いを見つけて、そこをその都度直していくのがすごく良かったです。
セルフチェックシートでは、解答と照らし合わせて「どういうふうに修正していくか?」を意識できるので、数学を解く上でのロジックというか論理の組み立て方を考えられます。
東大の数学はセンスとロジックが半分半分だと思います。
グノの数学では頭の中にある数学の引き出し、問題に対する引き出しを増やしていきます。
その取り出し方も教えてもらえるし、「どうやって答えに近道で行けるか?」も鍛えられます。
東大の数学は、ひとひねりしなければならない問題ばかりです。
そういう点でセンスが必要だと思います。
ただ、そこを体系化するやり方を教えていただいたおかげで、基本問題は絶対に落とさなくなりました。
他の人が解ける問題は絶対に解けるようになって、そこでディスアドバンテージを食らうことはありませんでした。
*セルフチェックシート:高2文系数学、高3数学で生徒自身が宿題終了後に記入するシート。解けた問題には「どう解いたか」、解けなかった問題には「何ができなかったか」などを記入。自分の傾向や理解度を分析して客観視し、次のステップへとつなげるグノーブル独自のツール。
グノーブルの先生
小花:
高3で初めて読解の先生に教わった時、「これは違う」と思いました。
学校などでは「英文の主語がどれで、述語がどれで」と探し、主節と副詞節を逆にして和訳します。
先生の授業では英語の語順のまま解釈していくやり方を学び、そういう読み方をしてこなかった僕にとって斬新でした。
「英語の筆者は前から書いていって、ネイティブも前から読んでいく」と先生がおっしゃっていたのも印象的でした。
ネイティブの読み方を学ぶのは、英語を英語で楽しむ一番の近道です。
返り読みは、1回読んだのにもう1回そこに戻って読む作業で、時間の無駄になります。
グノーブルで学んだ読み方にしてからは、格段に読むスピードが速くなりました。
水野:
シンプルにグノーブルの先生たちの解説が面白かったです。
それが前提としてあって、プラスαでいろいろサポートしていただいたので感謝しています。
面白さといっても、バラエティー的な面白さではなく、知的好奇心を刺激してくれる面白さです。
自分の頭に今までなかったことを教えていただけて、「こういう解き方がある」「こういう考え方がある」というのを学べました。
しかも、分かりやすかったです。
僕は人とのつながりが好きなので、生徒一人ひとりにしっかり目を向けていただけるという面ですごく楽しく受験勉強できました。
小花:
高2の時の先生からは、英単語の成り立ちをしっかり習いました。
接頭辞や接尾辞や語幹から、木みたいにボキャブラリーを増やしてくださいました。
そのおかげで、英語の文章で知らない単語に出合っても自分で推測できるようになりました。
推測する面白さも教えていただきました。
知的好奇心を引き出してくれる授業でした。
後輩へのアドバイス
小花:
僕たちが目指しているのはもちろん志望校合格ですが、できるだけそこを目標にしてほしくありません。
学習は学ぶのがメインで、合格するのはその結果だと思います。
英語、さらには数学や国語や理科も楽しんで好きになるように心がけてください。
好きになれば絶対に結果がついてくるので、そこを一番に大切にしてください。
これが、僕がグノーブルで教わったことです。
水野:
僕が受験で成功できた要因は、受験に対して主体的に動いていたからだと思っています。
グノーブルに入ったのも、親に入れられたわけではなく、「自分にはこの塾が必要だな」と思ったからです。
グノーブルで勉強している後輩には、「どうして自分がグノーブルにいて、どうしてこの勉強をやっていて、どうしてこれをやらなければいけないのか?」を考えながら勉強に取り組んでもらいたいです。
そうすれば勉強に取り組む上での楽しさも変わってくるはずです。
主体的になることで、自分から先生に聞きに行くこともできるし、自分が真剣にやればやるほど先生もそれに応えてくださいます。
受験に対して自ら動いて積極的になることが重要です。