東京大学理系 Part 1

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飯島(いいじま) 悠季奈(ゆきな) さん(理U・渋谷教育学園渋谷) 小澤(おざわ) 美悠(みゆ) さん(理U・豊島岡女子学園)
田畑(たばた) (りょう) さん(理V・暁星)

グノーブル入塾のきっかけ
田畑: 中学生の時、母に「行きなさい」と言われて入塾しました。 それまでは特に塾に通っていなかったので、あまり前向きな気持ちにはなれませんでした。
小澤: 私は豊島に入学を決めた時点で塾に通うつもりはありませんでした。 豊島の先輩は「塾に行かなくても、学校の学びで大学受験も十分戦えるよ」とおっしゃっていたし、先生もそういう感じだったからです。 でも、中1で英語にほぼ初めて触れた時、他の科目と感覚が違っていて、「これはヤバいかも。 このままにしておいたら、良くない方向に行くかもしれない」と不安になりました。 だから、中1の終わり頃から、英語に通いたいという目的で塾を探しました。
 最初からグノーブルと決めていたり、知っていたわけではありません。 ただ、“英語”で塾を検索するとグノーブルがいつも上がってきました。 英語の評判が良いことや、HPに掲載されていた合格者の声の内容が好印象でした。 グノーブルの授業や先生方に対する先輩方の思いを知り、それらの文章を読んだ時、中学受験を思い出しました。 中学受験でも先生方に感謝や信頼があったので、それと似たものを感じ、「そういう塾に通ってみたいし、そういう先生に教わりたいな」と思って、中2から英語でグノーブルに入塾することを決めました。
飯島: 中学受験もグノーブルに通っていました。 中学受験では、難関校を目指す受験生が集まる塾があります。 ただ、その塾は、課題が多そうで、周りの子たちも大変そうでした。 一方、グノはその塾と同じくらい優秀な先生がそろっていて、課題の量も少なめで効率的な授業をしてくれるという評判を聞いて、「グノーブルがいいな」と思いました。
 中学受験が終わったあとは、塾には行かず部活を頑張っていました。 高校に上がると、塾に行く人が増えて、私も「また塾へ行こう」と思いました。 ただ、他塾は忙しそうだし、部活も続けたかったので、「中学受験でお世話になったグノなら大丈夫だろう」と思って、そんなに迷わずグノに決めました。 グノに行っている先輩がいたのも大きかったです。
 先生とやりとりしながら進む授業なので受け身にならないとか、部活とも無理なく両立できるとか、グノのスタイルが私には合っていました。
グノーブルに通ってみた印象
飯島: グノはGSLを使った音読などの効率的な勉強法が特徴的で、量で押し切らない感じがあります。 音読すると読む力や単語力が同時に身につくので効率が良いです。
 数学も「いっぱいやれ」ではなく、「こういう問題だったらこう対処しよう」と体系的に教えてくれて、回り道せずに済みました。 効率的に勉強する指針を示してもらえたのが、私に合っていました。
小澤: 高2の時、学校生活でもやることが多かったのですが、グノーブルは費用対効果が高いと思っていました。 宿題の量や課せられるものが多くないけれど、与えられたものをちゃんとやって復習していれば力がつきました。
田畑: グノの受験受験していない雰囲気が良かったと思います。 受験に特化して「東大に受かるのが正義」みたいな雰囲気はグノにはなくて、英語力をつけていく通過点に大学受験が位置づけられていました。
*Gnoble Sound Laboratory:中1から高3までの6学年すべてに毎週用意されているオリジナル英語音声教材。合理的練習法(ワークアウト)も確立されており、英語が得意なグノーブル生の土台を築いています。
学校でのグノーブルの話題
田畑: 学校で席が1個前の友人がグノに通っていました。 グノでは復習の特長は音読で、そのやり方だと英語の内容が頭に残りやすいんです。 グノで扱う英文の内容は面白いし、それで、友人と話す時も英文の内容を話題にすることが多かったです。
小澤: 私も、グノに英語や数学で通っていた友達と学校で話すことがありました。 グノの英語では、ある週のサミングアップの中でサラッと触れられた単語が、次の週の長文で重要な位置で出てくることがあります。 こちらがきちんと復習して身につけていれば、1週間後は記憶が残っていて、その単語を使うことができます。 このように定着がより深くなることが何度かあって、「それがすごい」と友達と話していました。
 数学も「この問題にはこう」という、いろんなところで通用するアプローチを教えてくださいます。 グノーブル内でそれが通用するだけでなく、学校で解く問題にもちゃんと使えるので、「これもすごい」と友達と話しました。
飯島: うちの学校は英語でグノに通っている人が多くて、特に渋谷校は半分くらいが渋渋生みたいな回もありました。 だから、先生の話などで友達と結構盛り上がりました。 「これグノでやったね」というのもあって、友達と共通の話題になっていました。
 家庭内では、弟が中学受験でグノーブルに通っていたので、その話をしました。
*SUMMING-UP LABORATORY:高3の英語(読解)で毎回実施される英文の要約演習。一人ひとりの答案は担当講師が添削・採点して返却。音声教材も完備。知的にレベルの高い「読解力」の土台を築けるばかりではなく、「聴解力」「作文力」「話す力」や「プレゼン力」も鍛えるグノーブル独自の仕組みです。
学校とグノーブルとの両立
飯島: 全然問題なくできました。 振替制度がスムーズで、受付の方は直前にお願いしても嫌な顔ひとつせず振り替えに応じてくださるので、とても使いやすかったです。
 それから、私たちが高校生になった時から映像授業が始まって、どの日も授業に行けなくても、映像を見れば次の週に遅れないですみました。 高2までは、どうしても授業に行けない時に結構利用しました。
小澤: 私も同じです。 期末テストの2日前に「塾へ行かなければいけない」と言っている他塾の友達もいましたが、グノはそういうことがありませんでした。 グノでは、学校行事で行けなかったり忙しかったりする週や、期末や中間の前に自分の学校の勉強をしたい時、振替制度で日にちをずらせるのでありがたかったです。 高2までは、本当に塾に行けない時、映像授業もちょくちょく使わせてもらいました。
 学校生活との両立かどうかは分からないんですが、授業の教材はプリントや薄い冊子なので、持ち運びやすいのがありがたかったです。 「なんでこんなに重いのか?」というくらい重い学校教材とは対照的でした。
田畑: 僕も陸上部で結構忙しかったので振替は助かりました。 高2は前コマと後コマを選べて、後コマだと部活の練習後に行けました。
グノーブルの英語
田畑: 先生がよく「返り読みしないで、英語の語順のまま、内容を生き生きと頭の中でイメージしながら読んでいく」とおっしゃっていました。 これを実践していたら英語を英語のまま処理する能力が確実に伸びました。 処理スピードも上がりましたし、内容理解も深くなって、設問への対応力も上がりました。
小澤: 私の英語は完全にグノに伸ばしていただきました。 高3の時の記憶が一番濃くて、読解の先生が毎週のように「迫真の演技で音読したら絶対に伸びるから」と力を込めて発言なさっていたのを覚えています。 これを受けて「音読をやるしかないな」と思いました。 高3になってちゃんと音読が習慣化した時、読む力もリスニングの力も変化しました。
 グノでは、日本語で読んでもちゃんと分かるか怪しいくらいレベルの高いものを教材として用意してくださいました。 自分で演習している時は理解できなくても、先生が英文の背景的なことまで解説してくださるので、理解が深まりました。 しっかり理解できた英文を音読して復習していくことで、どんどん深いものも英語で読めるようになっていくし、内容自体も人としての教養につながるものが本当に多かったです。
飯島: 高1の春、EGGSからの入室でしたが、英語は本当に伸びました。 もちろん音読が一番の理由ですが、私が大きかったと思うのは、授業中に時間制限を設けられた中で大量の英文を読んだことです。 素早く要点を抑えながら英文を読む訓練ができました。 長文読解が宿題だと、自分都合でゆっくり読んでしまうので実戦力は養われなかったと思います。
 グノで用意される英文教材は本当に新鮮で、いろんな話題が扱われました。 私は自分から好んでニュースを見るわけではないので、他の人と話していると「何その話?」となることがよくあります。 でも、グノで読んだ文章のおかげで、「これ知ってる」となることが増えて、とても役立ちました。
 しかもグノで扱う英文は読み応えがありました。 理系的な話題も文系的な話題も高度な内容が教材になっていて、解説を聞いていると面白さがどんどん増していく英文を、1回の授業でたくさん扱いました。 そんなグノでやってきたんだから「絶対に大丈夫!」と、本番には自信を持って臨むことができました。
*English Grammar Green Session for newcomers:季節講習(中3冬期〜新高3冬期)で行われる、基礎力を固めたい方を対象にした、独自のメソッドによる英文法基礎講座。
グノーブルの勉強方法
飯島: 周りの子たちが単語帳の暗記をやっている中で私は1回も単語帳を使ったことがありません。 グノの特長は、語源から単語が説明されることと、扱った英文の文脈と一緒に単語を覚えていくことです。 グノの3年間で、私も不安なく受験できる単語力がついたので、グノに通っている後輩たちもグノを信じてきちんとやっていれば大丈夫です。
小澤: 私も単語帳は自分から「これを全部覚えるぞ」という感じでやったことはありません。 学校で小テストがあるので、その範囲の単語帳はやらないといけなくて、その時に一過性で覚えたくらいです。 あとは、グノの授業で先生が語源から説明して、他の単語とも関連させて板書してくださったものを写したノートを自分の単語帳として最後まで使っていました。
 学校の授業では長文を読む時、「SVOCを探してみてください」と言われるなど、英文の構造について問われながら進んでいくことが多かったです。 一方、グノでは英語の語順のまま解釈していくやり方が徹底されていました。
田畑: 読解の先生がしつこいくらい「音読」とおっしゃっていたし、その話には説得力もあったので僕も音読を始めました。 そのおかげで、英文を前から読めるようになりました。 英語の語順のまま前から読んでいって解釈して、段落ごとに内容をつかんでいく読み方が身につきました。 音読していると戻れないので、それなりに時間はかかりましたが、音読していくうちに英語らしい読み方に慣れていきました。
 グノの指導法は、英語を日本語で処理するのではなくて、英語のまま処理していく力を養う方法です。 単語帳の暗記も、英単語を日本語に対応させた覚え方です。 友達が単語帳を使っているのを見ても、「僕は単語帳を使わなくていいのかな?」という不安より、「やらなくていいんだ、ラッキー!」みたいな気持ちでうまく受験を乗り切れました。
授業内の演習と添削
田畑: 作文の先生の添削が異様に速くて感動していました。 夏期講習で3枚出してもその授業中に返ってきました。 返却は1週間後とかになると、1週間前に自分が書いた時の気持ちも内容も覚えていません。 一方、グノの授業では、その場で書いてその場で解説を受けられるのが良かったです。
小澤: 家で一人でやっているのと、授業中にみんなと一緒に同じ教室で時間制限がある中でやっているのだと、演習の効果が違います。 作文も要約も、たとえば自分で問題集を買って自分で答えを見るよりも、先生に提出するほうが、真剣に取り組めます。 先生に見てもらえると課題もよく分かります。 自分だけで解答例と照らし合わせるのとは効果が全然違います。 先生から「粘り強く」とか励ましの言葉を書いてもらったりお褒めの言葉を書いてもらったりする効果も大きいです。
飯島: 私もお二人と同じで、添削された答案が手元にある状態で解説を聞くことができるのがすごく良かったと思います。
グノーブルの数学
飯島: 学校だと、解説の時間は「どうやって解くか?」がメインになって、「これはこうやって、次はこうすれば答えが出るよ」というのが多くなりがちです。 一方、グノの授業では「どうやってその考え方にたどり着くか?」に時間をかけてくださいました。 プリントもただ解法が書かれているのではなくて、「どうやったらその発想になるか?」をいろんな角度から書いてくださって、「どうして自分がそれを思いつけなかったのか?」を知ることができるので、次に活かしやすかったです。
小澤: 自分が解けなかった問題の解説で、「言っていることは分かるけれども、なんでこれを思いつくのか?  なんでこの解法になるのか?」が分からないことが多々あります。 グノの数学ではそういうことがなくて、ちゃんと一つひとつそのやり方に根拠を持たせてくれます。 解法の1個上に「こういう時にこういうことをやるんだよ」みたいなのがいくつかあって、それらをちゃんと提示してくださる授業でした。 1個ずつ腑に落ちながら勉強できるのが他との違いで、グノのすごいところです。
 私は、間違ったことを細かく分析しないで次に行くタイプでした。 でも、セルフチェックシートがあったことで、嫌でも自分の間違いと向き合わなければならないので、間違えをちゃんと分析して、次に活かすための大事な段階を踏ませてもらいました。
 演習では、「演習の中で自分がこの問題に何分かけたか?」を書く欄があって、「自分が何分かけた問題に対して、このくらいしか点数が取れなかった」「これしか書けなかったけれど、最初を書けば点数をもらえるんだな」など、やったこととそれに応じて出た結果を比べる材料になりました。 数学以外でも時間を計ることを意識するようになって、他の教科にも応用しました。 グノの数学も本当に良かったです。
飯島: 数学をロジカルに考えられるようになるツールがセルフチェックシートです。 書いているうちに、「あれ? この前も同じことを書いたぞ」ということが度々あって、ミスをしやすいポイントを明らかにできます。 そして、自分がどういう考え方をするのか、傾向を意識化でき同じようなミスを繰り返さなくなりました。 セルフチェックシートは本当に役立ちました。 グノは、英語の良さがクローズアップされがちですが、数学もとても良かったです。
*セルフチェックシート:高2文系数学、高3数学で生徒自身が宿題終了後に記入するシート。解けた問題には「どう解いたか」、解けなかった問題には「何ができなかったか」などを記入。自分の傾向や理解度を分析して客観視し、次のステップへとつなげるグノーブル独自のツール。
グノーブルの古文
小澤: 古文を1年間お世話になりました。 学校の授業だけだと手薄だったので「怖いな」と思って受講しましたが、古文の先生のパッションと面白さに圧倒されました。 いろんな知識や背景の説明が面白く入りやすい授業でした。 古文単語も、ただ単語帳で暗記するのではなく、英語と同じく語源から説明していただけて、1週間の量も少ないので、本当に驚くくらいスッと入っていきました。 古文単語を覚えることに苦を感じませんでした。
 毎週、授業の最後に全訳を書いて先生に出して、次の週までに添削してもらえます。 自分の勉強や学校の授業で全訳を書くことはそんなにやらなかったので、どんどん古文に慣れていきました。
グノーブルの先生
田畑: 皆さん名前を覚えるのが異常に速いです。 初回の授業で僕らが演習している時、先生が席と名前を書いた紙を照らし合わせて一生懸命覚えていらっしゃるのに気がつき、「そこまでして僕らの名前を覚えているんだな」と印象に残っています。 こうした先生方の姿が勉強のモチベーションにもつながりました。
小澤: どの教科も熱を持って授業をしてくださる先生ばかりでした。 数学の先生はめちゃくちゃ汗をかいて、熱い授業をしてくださいました。 古文も、先生が笑顔で熱がこもった授業だったので、こちらもそれに吸い込まれてやる気が出ました。
飯島: 同感です。 ほぼ全員延長してくださって、それでも喋り足りないくらいの勢いで全員授業をしてくださったので、本当に教えられることは全部教えていただいた感じです。
後輩へのアドバイス
田畑: 英語は直前期までグノの復習と学校の授業だけでやっていました。 英語に限った話ではありませんが、いろんなものに手を出さずに絞ってやるのが良いと思います。
小澤: 英語も数学も、グノでやったことをちゃんと身につけて、宿題もやっていれば、自然と流れに乗って力がついていくし、自然と東大の入試問題に対応できる自分になっているはずです。 先生を信じてちゃんとついていくことが大切です。
飯島: 「1日13時間勉強した」という話を聞くと焦るけれど、「自分はこれをやらなければならない」と思ったものさえこなしておけば問題ありません。 他人の勉強時間や勉強量と比較して焦ってはいけません。 睡眠時間を削って勉強するのは正直意味がないと思うので、自分が「これをやる」と決めたことをやり抜くことがどの教科でも大事です。
 振り返ってみて、グノは私にとても合っている塾でした。 量を押し付けないのがグノの特長だったように思います。 中学受験グノーブルから大学受験グノーブルまでお世話になって本当に良かったです。
中学受験グノーブル兵頭先生から飯島悠季奈さんへ
授業を楽しそうに受けていた姿がとても印象に残っています。 国語においては、当初、記述問題をはじめ様々な問いの解き方にあまり慣れていなかったので苦労されていましたが、入試が近づくにつれてどんどん力をつけ、しっかり得点できる科目にまで仕上げていったのは圧巻でした。 もともと理解力が高い上に、積極的に取り組まれていたのですから、力が伸びたのも必然と言えるでしょう。
これからの生活でも、自分が楽しむことと積極性を忘れずにいてほしいと思います。



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