東京大学文系 Part 3

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橋爪(はしづめ) 佑季(ゆうき) さん(文U・駒場東邦) 鷲野(わしの) 萌花(もえか) さん(文U・渋谷教育学園渋谷)

グノーブル入塾のきっかけ
鷲野: 高校2年まで別の英語塾に通っていたけれど、東大などの難関大学を目指す上で、先輩に相談したら「グノーブルがいいよ」と勧められました。 冬期講習から入塾しました。
橋爪: 僕は高2の春から英語を受講しました。 高1から他の塾で英語や数学を学んでいたんですが、英語だけ成績が上がりませんでした。 その塾は、授業の前にたくさん予習をした内容が授業で淡々と解説されるだけで、面白くありませんでした。
 一方、グノーブルには同じ学校の友人がたくさん楽しそうに通っていました。 「文法が弱い」という自覚があった僕は、英文法もネイティブの感覚を軸にして丁寧に説明してもらえると友達から聞いてグノーブルに決めました。
グノーブルの印象
橋爪: 他の塾と比べて、グノーブルは先生と生徒のやりとりで授業が進んでいって、親しみやすい雰囲気がありました。 先生方も1回の授業でほぼ全員の名前を覚えていてすごいと思いました。
 振替が簡単にできて融通が利く点もグノの特長です。 部活が6時まであっても、7時からグノーブルの授業に通うことが可能で、便利でした。
鷲野: 他塾だと主に大学の過去問を使って、「ここが主語ですよ」などと、英文に印を書き込んだりするように指示されます。 グノーブルで重視されるのは、英語の語順のまま英文を読むことを意識することです。 グノーブルはいわゆる受験のためだけの英語ではありません。 扱っている英文も、過去問が教材になっていることもありますが、それよりも、いろんな書籍やニュースから選ばれているので、ためになったり面白かったりして、それが良い点です。
学校でのグノーブル
鷲野: 渋渋にはグノーブル生が30人くらいいたので、難しかった英文を学校に持っていって、休み時間や放課後に友達と一緒になって教え合ったりしていました。 「先生がこんなことを言っていた」という話題でも盛り上がりました。
橋爪: 僕の学校も同じ感じで、グノーブルで扱った長文について話すことが多かったです。 グノーブルの授業が渋谷であった時、帰りの電車が同じ友達がいて、その日のサミングアップについて話したり、難しかったところを共感し合ったりしました。
 家では、指名された問題でうまく答えられた時やサミングアップの点数が一番だった時、家族に自慢していました(笑)。
*SUMMING-UP LABORATORY:高3の英語(読解)で毎回実施される英文の要約演習。一人ひとりの答案は担当講師が添削・採点して返却。音声教材も完備。知的にレベルの高い「読解力」の土台を築けるばかりではなく、「聴解力」「作文力」「話す力」や「プレゼン力」も鍛えるグノーブル独自の仕組みです。
学校とグノーブルとの両立
橋爪: 本当に両立できていたと思います。 その要因は、振替ができることと宿題が多くないことの2点です。 高2の時は後コマをよく利用していました。 駒東は高3の5月に体育祭があって、それを高3がメインで引っ張ります。 準備に追われますが、そうした中でも振替で曜日をずらして、体育祭に力を入れつつグノーブルの勉強も良い感じで進められました。 自分だけでなく駒東の生徒全体で見ても両立できていました。
鷲野: 私も両立できました。 宿題も週に2〜3時間分くらいしかなかったですし、映像授業も見られたので便利でした。 渋渋は高3でも9月の学園祭に参加できます。 全員参加でなく、参加したければしてもいいのですが、私はバリバリ参加しました。 それでも、塾との両立が大変なことはありませんでした。
グノーブルの英語
鷲野: 英語は好きでしたが、得意というほどではありませんでした。 私の学校だと、帰国子女が多いし、帰国子女でなくても海外経験があって英語ができる隠れ帰国生みたいな人もいます。 だから、私は一般の中だったら英語ができるけれど、学校内では飛び抜けていませんでした。 その人たちを超えられたかどうかは分かりません。 でも、グノーブルで前から読むことを意識して音読していたら速読の力もついたので、通う前よりも英語をスラスラ読めるようになりました。
 グノーブルの英文の内容は学術的なものも多くありました。 大学でもそういう文章を読んでいくでしょうから、その前に慣れることができたと思います。
橋爪: 僕はもともとは英語に苦手意識を持っていました。 他の塾に通っていた頃は、予習がすごい量で、それをなんとか頑張ってこなして授業に臨んでも、その授業がつまらないという最悪の状況でした。
 でも、グノーブルに入ったら、授業の準備も少なくてすむし、軽い気持ちで教室に入ることができました。 さらに英文の内容も楽しく、授業もフレンドリーで、楽しく習い事に通っているという雰囲気でした。 おかげで、段々と英語嫌いから脱して好きになっていました。
 グノーブルで学んだことは役立つものしかありません。 特に、語源や語根から意味を推測することを学べたことと、語順のまま解釈するのが習慣化できたことです。 これから他の言語を第二外国語として学ぶ時にも活きてくると思います。
鷲野: 橋爪君と同じで、グノーブルでの学びには役に立つことしかありませんでした。 中でも役に立ったと思うのは、音読などの音声系教材です。 初めは音読してもたどたどしかったけれど、段々とスラスラ読めるようになっていって、文章を速読できるように変わっていきました。
 すぐに英文を頭から読めるようになったわけではありません。 1回だけ音読してもダメで、繰り返しやる必要があります。 音読を2周3周すると、文章が染みついてきますし、耳からも音が入ってくるから印象に残りやすいです。 これを習慣化して継続していると英語の感覚がどんどん育っていきます。
 英語感覚が身についてくると、グノーブルで扱った英文を楽しんで音読するだけで復習になります。 コスパも最高です。
橋爪: 僕はお風呂上がりのルーティンで音読していました。 11時や12時にお風呂に入って、お風呂上がりのさっぱりしている時、耳が濡れていてイヤホンだと無理なので、ソファに座って、スマホから直に音を出して、そこでサミングアップを前から順番に音声に合わせて読みました。
 ゲームみたいな気持ちがあって、途中で詰まると悔しくて、最初から最後までつっかえずに音声と同じスピードで読めるようになるまで寝ないというのをやっていました。 30分から1時間かかりますが、ゲームのタスクをクリアするみたいな感じで、つっかえるとムシャクシャするから「全部やってしまおう」となりました。
 音読していると、先生の言葉が蘇ってきて、「ここはこういう構造だから、ここまではひとつのまとまりだよね」と構造が見えてきます。 段々と英語の論理展開に慣れていけるのです。 前からスラスラ構造を取れるようになるので、その英文だけでなく他の英文にも応用できるような、全体を俯瞰する力を養えました。
 英語の授業で大きかったのは、先生と生徒の距離が近く、対面でもメールでも気軽に質問できたことです。 授業中に当てられるのも良かったです。 先生に当てられるかもしれないから、「ちゃんとした答案を作らないといけない」という気持ちが湧いてきます。 自分の持てるすべてを、ベストを尽くして出せました。
 高3の途中から、解釈が難しい箇所になると先生が、「ここの解釈を誰かしてくれますか?」と聞いてくるようになりました。 自分から手を挙げないと当ててもらえません。 僕としては、当てられないとグノの授業に来た感じがなくて、気合を入れて手を挙げていました。 ますます授業に主体的に参加できるようになりました。
 それから、演習時間が決まっていて、プリントの右上に書かれています。 それを目安に、本番のような緊張感を持って取り組めました。 「最善の答案を作り上げよう」という本番の試験みたいな気持ちでした。
鷲野: 私も大体同じで、先生との距離の近さを感じていました。 直前期の添削ではどんなに夜遅い時間に提出してもすぐに対応していただきました。 慶應の経済を受けた時、作文の添削をギリギリに出したにもかかわらず、当日の朝、間に合うように返してくださり、先生の熱意に感動しました。 返ってきた添削に「大丈夫なので頑張ってください」というメッセージもあって、とてもうれしくなりました。
授業内演習のメリット
鷲野: サミングアップはすぐに返ってきて、10点満点で8点以上だとうれしくなります。 演習時間がかなりタイトで緊張感があり、隣で一緒に勉強している人の存在も刺激になりました。 同じ学校の人もいたので「負けたくない」と思っていました。
橋爪: 演習は本番みたいで良かったです。 やっている問題も東大っぽくて、最初はサミングアップですし、2枚目は段落整序や文整序です。 それが東大の英語の1Aと1Bに相当する内容だったので東大の入試を意識しながら解いていました。 しかも、演習の時間まできちんと設定されているので、そのまま本番の時間配分に活かしやすかったです。 東大入試に直結する内容と時間設定だったと思います。
グノーブルの国語
鷲野: 通年で取っていたわけでなく、高2で季節講習を取って、高3ではタームごとに古文や現代文を受講しました。 国語は、手がかかるけれど、塾に行きづらい科目です。 だから、必要な分野だけ選択的に取れるのは、他の科目にも時間をかけたい受験期には便利で魅力的でした。
 何より高3の東大国語の先生が本当に良かったです。 先生は難解な文章なのにとても分かりやすい具体例を出してくださって、「何だ、こんなことか」となることがよくありました。
 たとえば、漢文で「法が厳しすぎると国民は抜け道を探すから、逆に厳しすぎる法はダメ」という話があって、先生が「厳しすぎる校則だと、みんな抜け道を探してやりたくなっちゃうよね」という具体例を出してくださいました。 難しい題材も、私たちが身近に感じるところまで落とし込んで説明してくださって、とても分かりやすかったです。
 それから、過去問の添削は自分では難しいですが、先生に添削をお願いすることができました。
グノーブルの先生
鷲野: どの先生もすごくフレンドリーに接してくださいましたし、熱意にもあふれていました。 特に印象に残っているのは読解の先生で、「演習や練習でうまくいかなかったり間違ったりしたことは全部プラスにしかなりません。 課題が浮き彫りになったのだから、そこを克服していけば目に見えて実力を上げられるのだから、絶対に前向きに」といつもおっしゃっていました。 英語だけでなく、数学の過去問で酷い点数を取った時にも、この言葉を思い出して励まされました。
橋爪: 同じです。 どの先生もすぐに名前を覚えてくださって、本当に近しい間柄みたいな感じで、フレンドリーで良かったです。 先生のエネルギーに満ちている授業には、駒東のグノーブル生はみんな刺激を受けていました。 本当に素晴らしい授業でした。 腕を骨折しても、1か月くらい包帯グルグル巻きなのに、一度も授業を欠かさなかった先生もいらっしゃいました。
 先ほど鷲野さんが言っていたように、夜遅くに先生にメールしてもすぐに返ってきて、本当に熱心で、生徒のために心をくだいてくださる先生ばかりでした。
後輩へのアドバイス
鷲野: グノーブルは授業や教材がそろっているから、あとは自分が音読や授業の復習をきちんとやれば、自然と力が伸びていきます。 最後まで自分とグノーブルを信じて頑張ってください。 私は夏前にクラスが1個落ちたけれど、そういう時も諦めずにやっていたら、夏のテストでまたクラスが戻りました。 クラスが落ちてもめげないでほしいと思います。
 これは東大の話ですが、東大は二次勝負です。 私は共通テストで点数が取れず760点くらいでした。 でも、メンタルが妙に安定していて、「もっと悪くなりそうなところをここで持ちこたえたんだから、良かったんじゃないか」という考えができたから、二次もうまく乗り越えられました。 メンタルを気丈に、ポジティブに保って、最後まで諦めないでください。
橋爪: 後輩たちには音読とそれも含めた復習を頑張ってほしいと思います。 鷲野さんの言うとおり、教材はそろっているのであとは自分がやるだけです。 そうするためにも、授業内容をどこにメモするのか工夫しましょう。 メモするところは指定されていないので、プリントにチャチャっとメモしている人が多いです。 でも、僕はメモ帳を作っていて、そこに板書を写したりしていました。 このメモ帳が持ち運びしやすくて、単語も復習できて、便利でした。
 それから、僕も共通テストが苦手で760点くらいでした。 でも、ポジティブに捉えられたのは、読解の先生の添削で良くなかった時にいつも「粘り強く!」と書いてあったからです。 東大は二次勝負なので、本当に粘り強く諦めない心が大事です。



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