東京大学文系 Part 2
石村 瑠菜 さん(文V・吉祥女子) |
因間 円香 さん(文U・桜蔭) |
佐久間 啓 さん(文U・早稲田) |
佐藤 由啓 さん(文U・武蔵) |
本多 悠朔 さん(文T・駒場東邦) |
|
中学受験グノーブルの思い出
佐藤:
僕は小学4年から5年くらいまで他塾に通っていましたが、宿題の量が多すぎて辞めてしまいました。
途中、8か月間くらい中学受験の勉強をしていませんでしたが、小6の6月くらいに改めて「塾に入ろう」と思いました。
小規模で面倒見が良さそうだったので、親と相談してグノーブルに決めました。
僕は前の塾のガツガツした雰囲気が好きではなくて、丁寧にフォローしてくれるグノーブルが合っていました。
当時は中学受験のための国算理社4科目で、通常授業と土曜特訓、日曜特訓のすべてを取っていました。それにプラスして個別指導グノリンク*でフォローしてもらっていました。
石村:
私は、小学2年に上がるタイミングで地方から引っ越してきて、中学受験について全く知らない状態でした。
周りが受験するタイミングで、「自分も受験してみよう」と決めて塾を探しました。
その時に開校したグノーブル吉祥寺校に当初から入ることができて、みんな同じレベルで国算理社を一から教えてもらえました。
先生がすごくコミュニケーションを取ってくださって、添削を丁寧にしてくださったり褒めてくださったりしたのが記憶に残っています。
少人数で友達もできやすく、アットホームな雰囲気でした。
*グノリンク:個別指導グノリンク。対象は小学生から大学受験生まで。難関中、医学部、難関大学受験に向けた学習指導だけでなく、内部進学を目指す方も全面的にサポートしています。
グノーブル入塾のきっかけ
因間:
グノーブルの英語でお世話になっていた姉から「すごくいい」という話を聞いていました。母からの勧めもありました。
私は高校生になったらグノーブルのお世話になることを決めていて、中学生の頃は季節講習だけ参加しました。
その時にすごくいい先生に出会ったので、予定を変更して、数学は中3の春からお世話になりました。
英語は中3の秋から通い始めました。国語は高3で東大国語を受講しました。
佐久間:
僕は塾を探していた時に、グノーブルのHPで代表の動画を見て、「この塾は良さそうだな」と思い、高1の春から英語を受講しました。
国語は高3の東大国語、数学も高3から取りました。
「受験をするにあたって英語以外もやったほうがいいかな?」と思ったのがきっかけです。
本多:
高2から入りました。
4年間は塾に行かず、「自分で勉強しよう」と思っていました。
でも、高2のタイミングで周りの人たちが塾に行き始めて焦ったのと同時に、「本格的にもっと英語を勉強したいな」と思ったこともあって、塾選びをスタートしました。
駒東では「英語で塾に行くならグノ」という雰囲気がありました。
佐藤:
大学受験グノーブルは、スタートダッシュ講座*がすごく良くて「行こうかな」と思いましたが、まずは中学校の勉強に学校だけでどのくらい対応できるかも試してみたかったので見送りました。
親からも「まずは学校で良い成績を取れるようになってからにしないと、どっちつかずになるのではないか」と心配されていたのもあります。
結局、高校1年生の春休みに入塾しました。
その前に予備校の講習も受けましたが、予習が前提で授業中は演習せずに一方的な解説があるだけで、自分には合いませんでした。
グノーブルは授業内演習があってその場で集中できるし、復習に力を入れているので予習しなくていいのが魅力的でした。
中学受験で親近感があったのも入塾の決め手になりました。
石村:
大学受験グノーブルには中2で春期講習に通い、そこで良い印象だったので入塾しました。
先生とのコミュニケーションという点で中学受験グノーブルと同じものを感じて、「ここでならやっていける」と思いました。
*スタートダッシュ講座:新中1対象の講座(2〜3月に開講)。
グノーブルの印象
石村:
他塾は一方向型の講義形式の授業が多い印象です。
一方、グノーブルは先生が当ててくださったり添削があったりする双方向型で、生徒が主体的に参加していくスタイルです。
最初の頃、私は当てられるのが不安で恥ずかしい思いもありましたが、逆に人前で思いっきり間違う経験を通して、間違えることは恥ずかしくないし、記憶にも強く定着することだと思えるようになりました。
佐藤:
友達が通っていた中高一貫進学塾では大量の予習が必要でした。
グノーブルは予習の必要がほぼなかったのが、大きな違いです。
それから、他塾で受けた授業では、講義が一方的に続いて、演習もなくて、集中力がもたなくて途中で寝てしまいそうになりました。
グノーブルは演習できるし、生徒と先生のやりとりで授業が進むのでずっと集中していられます。
本多:
僕は他塾の数学に通っていましたが、その塾では「模試ごとに成績を提出」とか「学習計画を提出」というのがあって、僕は自分で勉強して足りないところを伸ばす意味で、演習だけを求めて塾に行っていたのに、こういうのは要らないな、と思いました。
グノは良い意味で干渉が少なくて自由な感じでした。
自由に英語の勉強に集中できたのは大きかったです。
佐久間:
グノーブルでは自分から求めれば、その場でもメールでも先生がどんどん質問に答えてくださるし、相談にも乗ってくださいます。
過去問の添削もどんどんしてくださいました。
主体的に勉強する人や積極的に塾を活用したい人にぴったりの塾だと思います。
因間:
グノの印象は3つあります。
1つ目は、宿題の量が多すぎないことです。
そのおかげで、特に学校の委員会の仕事が忙しかった高2も乗り切れました。
2つ目は、毎回の授業が楽しいことです。
私はグノの授業が大好きでした。
社会だけはグノにはなかったので他塾のお世話になっていたけれども、グノのような楽しさは感じられませんでした。
3つ目は、授業内の演習です。
記憶を定着できるという点では、その場で演習して答案を提出して、すぐに添削してもらえて、解説を聞いて理解するというサイクルが1回の授業でまとまっているのは、とてもありがたかったです。
グノーブルの話題
因間:
家では母と姉とグノーブルの話をよくしていました。
姉が英語でお世話になっていたのもあって、私も姉もお世話になった先生の話や英文の話で盛り上がっていました。
学校では「今日のサミングアップ*はどうだった?」という話をしていました。
佐久間:
早稲田の生徒の半分は推薦で早稲田大に行くので、そもそもあまり塾に行きません。
そういう環境でしたが、僕はグノの先生の話を友達にすることが時々ありました。
本多:
駒東にはグノ生が多いので、クラス分けが発表された次の日に「上がった」「落ちた」とみんなで話していました。
学校から4人くらいまとまってグノに行くこともあったので、授業の前に「今日のサミングアップは自信あるんだよね」とか話していました。
サミングアップとクラス分けの話は家族ともよくしていました。
佐藤:
武蔵はそんなにグノーブル生が多い学校ではありませんが、僕はグノーブルが好きだったので、塾選びしている子たちにグノーブルを勧めました。
みんな入ってくれて、最初は3人だったのに、最終的には10人くらいになりました。
好きな先生とか面白い先生の話や、楽しかった授業のことなどを話していました。
僕はグノーブルの先生たちがすごく好きだったので、親に「こんな先生に教わっている」と映像授業を見せたことがあります。
公立高校出身の親は「自分の学校にこんな先生はいなかった。
こんな先生に教えていただけるなんて羨ましい」とずっと言っていました。
石村:
吉祥女子は他校に比べてグノ生が少なかったけれど、宿題を見せ合って「ここはこうすべきではないか?」と検討し合うこともありました。
うちの家でも、佐藤君と同じで、親が「本当に良い先生だね。
私もそんな先生に習いたかった」と言っていたし、私も「今日の授業で先生が面白いことを言っていた」という話をよくしていました。
*SUMMING-UP LABORATORY:高3の英語(読解)で毎回実施される英文の要約演習。一人ひとりの答案は担当講師が添削・採点して返却。音声教材も完備。知的にレベルの高い「読解力」の土台を築けるばかりではなく、「聴解力」「作文力」「話す力」や「プレゼン力」も鍛えるグノーブル独自の仕組みです。
学校とグノーブルとの両立
石村:
グノは宿題の量がほどほどで、学校生活や学校行事を圧迫するほどではなく、しっかり両立できました。
振替も授業の直前までHPで簡単にできたり、コロナ禍になってからは映像授業を見ることもできたので、学校の予定が急に入っても必ず授業を受けられました。
佐藤:
僕は高校では部活に入っていなくて委員会活動が中心でした。
文化祭や体育祭、通年では生徒会の運営の一部を担っていて、学校行事にかなり力を入れていました。
でも、振替制度があるおかげで、支障なく学校行事に参加できました。
宿題は適切な量でしたし、音読も集中しても1日1時間くらいで終わるので、そういう意味で学校の授業に支障をきたすこともなく、学校の成績もずっと良好だったので、両立できていたと思います。
本多:
僕は部活も学校行事もやりたい学校重視の人間でした。
卓球部とクイズ研究会に入っていて、曜日が重なっていなくて週5で部活がありました。
グノには高2から入ったので、文化祭の実行委員も重なっていて、めちゃくちゃ忙しい時期でした。
でも、宿題の量が少なくても効果が上がるのもあって、学校生活も両立しながら円滑に回せました。
うちの学校は体育祭に気合を入れて臨むので、高3の体育祭直前期は塾を休むのが当たり前です。
そういう時期も、グノには映像授業があったので、休んでも映像で追いつけました。
佐久間:
グノは振替も融通が利いて、忙しい高2でも学校と塾の両立は問題ありませんでした。
僕はバレー部でしたが、部活に支障なく塾に通えました。
定期テスト前もテスト勉強と両立できました。
因間:
我が家は「学校の成績が良くないから塾に行くのではなく、まずは学校の成績をしっかり取りなさい」が方針でした。
だから、私は高校の3年間、学校の勉強をしっかりやって、成績をきちんと取り続けました。
それができたということは、逆に言うと、グノとの両立がうまくできていたということでもあると思います。
高2の時は、生徒会の役員の仕事が毎日あって忙しくて大変でした。
「グノの授業には絶対に行きたい。
宿題もやりたい」と思っていましたが、間に合わないからといって学校の授業中に内職はしたくありません。
だから、土日を使って時間を確保しました。
高2の時に「両立できるのはこんなにすごいことなんだな。
グノってありがたいな」と実感しました。
忙しい時ほどグノーブルの良さが分かります。
グノーブルの英語
因間:
グノで英語の力を伸ばせたので今こうやってここにいられます。
中学生の頃は英語が足を引っ張っていたのですが、グノに入ってから自分でもびっくりするくらい伸びました。
授業内演習では、限られた時間の中で結構な量の英文を読むことで、受験に必要なスピードも鍛えられるし、語源から学べたので単語などの知識も豊かになります。
ただ文章を読んで解説を聞いて終わりではなく、たとえばキリスト教的な背景知識なども同時に教えていただいて、そういうのと一緒に知識を吸収できて覚えやすく、将来教養として身につけておきたいものも同時に習得できました。
佐久間:
僕も英語はすごく伸びたと思います。
グノでは、英文に構文の印を入れて読んでいくのではなく、英語を英語のまま読めるようになります。
最近話題になっているトピックもよく教材になっていたので、純粋に英文の内容が面白かったです。
いろんなジャンルに触れられて、受験英語にとどまらない英語を学べました。
本多:
間違いなく伸びました。
高3の過去問演習では、東大を受験するにあたって必要となる設問形式を解く力が勝手に養われていて、それに気づいた時にはめちゃくちゃ感激しました。
グノの先生が「違う文化なのだから、英単語と日本語がぴったり一致することはほぼない」と何度もおっしゃっていました。
これは当たり前のことなのに、単語帳の暗記では気づけない視点です。
ネイティブのように、日本語を介さずに、英語を英語のまま読んでいく上で非常に役立ちました。
それから、グノは何といっても英文の内容が新鮮で面白く、科学的な知見などの教養も養えました。
佐藤:
僕も絶対に伸びたと思います。
グノーブルの英語の授業は東大受験を超えています。
過去問ばかりが教材になっているのではなく、原書から取られた英文もよく授業で扱われました。
グノーブルの演習をやっていると、自分は東大受験のレベルには達していても、その先にまだ課題があるんだな、ということが自覚できました。
そういう演習を通して力がどんどんついていくのを実感していました。
音読は大学に入ってからも使えると思います。
音読していれば、スピーキング力も必然的に習得できます。
耳が鍛えられるという点でGSL*もすごく役に立ちます。
石村:
英語自体は小学生の頃から力を入れていて、小学生で英検3級を持っていました。
でも、品詞の区別や文法事項は曖昧で、そこをグノで教えてもらったことで身につき、自信になりました。
文法は学校で習うよりも先取りしてグノで教わっていたので、学年でもだいぶ上位にいられました。
毎回の教材が様々な分野の英文で、自分で検索しても絶対に見つけられない良質の英文を毎週読めました。
これは大学で文献を読む時にも使えると思います。
英語がさらに好きになりました。
*Gnoble Sound Laboratory:中1から高3までの6学年すべてに毎週用意されているオリジナル英語音声教材。合理的練習法(ワークアウト)も確立されており、英語が得意なグノーブル生の土台を築いています。
授業内演習と添削
石村:
自分がどこで間違えているのかやミスしやすいところをすぐに教えていただけるので、「次も頑張ろう」という刺激になりましたし、定着もしやすかったです。
佐藤:
演習と添削というセットがあることで、毎回の授業の最初は気が引き締まります。
当日習ったことをその場で添削していただけて、さらに解説を聞いて理解して、家に帰って音読などの復習をするというサイクルができていると、かなり定着度が高まります。
本多:
添削が授業内ですぐに返ってきますが、これほどありがたいことはありません。
授業内で当てられる機会が多くて、僕は率先して先生に合図を送って当ててもらうタイプだったので、結構間違えました。
だから、1週間で長文を復習して音読するたびに「この前はここで当てられて間違えたんだ」とへこむけれど、それが「次は正解してやる」とか「ここは二度と間違えないぞ」となって、さらに成長できました。
佐久間:
演習が最初にあると、メリハリがしっかりついて切り替えられます。
添削で自分は「できた」と思った時にできていなかったり、逆に点数が高くて褒められたりすると、「今日の授業も頑張ろう」というモチベーションにつながりました。
常に先生に見てもらえているというのが良かったです。
因間:
演習が最初にあるのでスイッチオンになり、集中して授業を受けられます。
間違うと「間違ったな」という印象を伴ったまま次に活かせます。
それから、先生のお話に感動してそれと同時に英文の知識が頭に入ってくることもありました。
「こういう背景があるよ」など知らないことをうかがった時、「そういうことか」と感動して、自分の中でうれしかったことも一緒に吸収できる良さがありました。
特に英作文では、自分が見落としがちな小さなミスをその場で返していただけるので、「次回はここで気をつけないといけない」とか「ここをこうしよう」とか、小さな目標を立てながら勉強を進めやすかったです。
英語の勉強方法で良かった点
因間:
私は何の関連もない状態で覚えるというのが大っ嫌いで、単語帳も大っ嫌いでした。
学校では単語帳を1冊渡されて週に1回単語テストがあったので、それをペースメーカーに勉強するだけで、他の単語帳には一切触れませんでした。
学校の同級生が単語帳を持っているので心配だから同じものを買ったけれども、そのまま一度も開かずに捨てました(笑)。
グノでは最後まで単語帳が本当に必要なくて、単語帳をやらずに力がついたのがすごくありがたかったです。
先生が「しっかり椅子に座って勉強しなくてもいいから、音読はちゃんとしましょうね」と何度もおっしゃっていました。
高3だと、社会などの他の科目に時間を割いて英語がおろそかになりがちだけれど、英語に少しでも触れないと鈍ってくるので、そういう時に音読だけで力がつきました。
だから、高3で音読に割く時間が増えました。
週1で授業を必死に受けて、2日以内に復習して、それ以降は通学中の電車でGSLを聞いて、そのあとに3〜4題のうち好きな2題を持ってきて電車で読むというのを毎日繰り返しました。
家で机に向かって英語をやる時間はなかったけれども、そういう時間を作って英語の力をちゃんと伸ばせました。
佐久間:
僕も単語帳を使わず、その週に出てきた文章の中から、自分が知らなかった単語に印をつけておいて、それをルーズリーフに書いて覚えていました。
そうすると、「この単語はあの文脈の中で出てきたな」となって、単語を覚えられるだけでなく、英文も読めるようになります。
電車の中などの隙間時間に取り組んでいて、電車の中では黙読していました。
音読は、受験期の朝にやりました。
黙読よりも音読のほうが効果的です。
声に出して意識的に読むからだと思います。
それから、メールの添削を出すと、先生がしっかり返してくださいます。
読解の先生は恐ろしいほど返信が速くて、1時間後には返ってきていました。
授業の復習がやる気にならない時でも、先生に提出することがモチベーションになりました。
本多:
グノの先生の授業は本当にパワフルでしたし、生徒のことをよく見ていてくださったので、良い緊張感になりました。
「絶対に聞き逃さないぞ」という集中力が高まりました。
僕は電車の中でも音読をしていました。
「絶対に誰も俺の音読を聞くなよ」と思いながら、マスクをした状態でブツブツ音読していました。
音読は返り読みができないので、集中力がめちゃくちゃ要ります。
ただ、いつの間にか発音することだけで頭の中がいっぱいになることがあって、そういう時は戻って、意味を理解しながら音読をやり直していました。
音読は集中力も養えるし、スピーキング力もリスニング力も読解力も様々な技能が同時に強化されます。
佐藤:
基本的に音読は寝る前にやっていました。
習った英文を全部音読するようにしていました。
GSLはYouTubeで公開されていて、電車の中で使うのに便利でした。
スクリプトがついているので、最初リスニングだけで聞き取れない時にさっと取り出してみると、「この文が聞き取れなかったのか」と分かります。
YouTubeだと速度を自由に変えられて、慣れてきたら1.5倍などにして聞くこともできます。
リスニングの時は1.5倍、シャドーイングの時は1倍、オーバーラッピングは1.25倍などと自由に使い分けられます。
石村:
「単語帳を使わなくていい」というグノの方針が最初は若干不安でした。
でも、長文で分からない単語が出てくるたびにその単語を分解して語源から教えていただけて、しかもひとつ単語が出てくるたびに関連する単語を5つくらい、何回も教えていただいたおかげで、本当に単語帳は使わずに自然と単語が定着しました。
先生がよく言語学者の“6回理論”の話をしてくださいました。
「同じ単語に6回出合えばなじんでくる」というお話でしたが、本当にそのとおりでした。
読解では、音読との相乗効果で、英語を日本語に変換しないで英語のまま読めるようになりました。
ネイティブの英文の書き方や論理構成を把握できるので、音読をさらに英作文やサミングアップにも活用できました。
グノーブルの数学
石村:
数学は高1まで、学校の勉強だけで苦手科目でした。
高2でグノに入塾して、基本的な解き方をいろいろ身につけたことで、模試の成績が安定しました。
私は高1まで、市販の問題集の解説を見ても「どうしてその解法を思いつくのか?」が疑問でした。
でも、グノでは数学ができる人の思考回路を日本語にまとめたプリントで教えていただけたので、初見の問題にも立ち向かえるようになりました。
高3の9月からはテスト演習になって、80分で4題という本番形式で時間を計って解きます。
この時、最初に問題を先読みして「どこから解くか?」という戦略的な部分も身につけられました。
佐藤:
僕は高校1年の春から数学を受けました。
その当時、僕は数学が苦手ではなかったけれども、ただただ参考書で一対一対応の勉強をしていました。
グノーブルの数学では、もっと俯瞰的な視点から教えていただけました。
「どうしてこういう解答をするのか?」を大きな枠組みで捉えていくので、今までごちゃごちゃしていた頭の中が整理されて、より数学が得意になりました。
それまで数学が嫌いだったけれども好きになりました。
佐久間:
僕はもともと数学があまり好きではなくて、受験期のテスト演習が始まるまでは「気が向かないな」と思っていました。
でも、テスト演習で本番形式になって、毎回テストがあるので、そこから「勉強しないといけない」と思って数学と向き合うようになりました。
グノのテキストの問題はすごくレベルが高くて良かったです。
因間:
大量に宿題が出るわけではなく、そんなに量を課すわけではないけれども、自分の復習の仕方によってはしっかり力が伸びるのを感じていました。
私は数学が好きだけれども、解けないから手をつけない時期がありました。
でも、グノの数学のおかげで、最終的には入試でちゃんと解き切れるほど成長しました。
グノの数学は日本語の板書が多いです。
「こういう問題がきたらこういう処理をする」という基本的な計算処理が頭に入っていても、問題を見た時に「どうしてその解法に至るのか?」というところでつまずきます。
グノでは、このような模範解答に書いていない思考について、「どうやったらそこに至るのか?」という頭の使い方にかなり時間を割いて説明してくださいます。
それをしっかり復習して、自分でも同じように考えられるようになっていくことで、解けない問題も自然と解けるようになっていきます。
そういう日本語の説明というところでも本格的でした。
私はセルフチェックシート*が大好きでした。
授業では先生の言葉で説明を受けるけれども、セルフチェックシートでは自分で言語化して書きます。
解けた問題も放置せずに「どうして解けたのか?」を言語化するし、解けなかった問題は「こういうふうに思って、こういう解法で攻めたけれども、ここで詰まりました」とちゃんと言語化して整理するので、見返した時に「自分のどういう思考が良くなかったのか?」が一目で分かります。
直前期にいろいろ問題を解き直す時、セルフチェックシートも読み直すことで、「ここに気をつけよう」と思えて良い復習の材料になりました。
佐藤:
セルフチェックシートは、頭の中で解いている数学を言語化することで、自分の思考回路が見える化されて、「こういう問題はこういうところができていない」という数学のロジックの部分を補強できます。
自分で書いてみて見える化するのは本当に有効でした。
佐久間:
数学では、一度解いた問題がもう一度解けるとは限りません。
ただ解法を振り回しているだけだと、その時思いついた解法が次は思いつかないことがあるからです。
セルフチェックシートで一度言語化していると、自分の思考回路が言語化されているので、「こういう道筋をたどったんだな」というのが自分に刻み込まれます。
その結果、同じ形式の問題がもう一度出た時に必ず解けるようになります。
石村:
皆さんが言うように、セルフチェックシートで「自分がどういう思考回路で解いたのか?」を言語化して整理できました。
そのあとに先生の解説を聞いて、「自分がどういうところでつまずいてしまったのか?どこの論理が不十分だったのか?」を逐一点検できたのが良かったです。
先生もセルフチェックシートを見ながら、生徒の理解がどこまで進んでいるのかを確認してくださいます。
だから、私たちは痒いところに手が届く授業を受けられました。
*セルフチェックシート:高2文系数学、高3数学で生徒自身が宿題終了後に記入するシート。解けた問題には「どう解いたか」、解けなかった問題には「何ができなかったか」などを記入。自分の傾向や理解度を分析して客観視し、次のステップへとつなげるグノーブル独自のツール。
グノーブルの国語
石村:
私は高1の古文、高2の現代文、高3の東大国語と漢文の講座を取りました。
古文や漢文は基本的な文法事項が十数ページのテキストにまとまっていて、市販の分厚い文法書よりも薄いけれども同じような効果がありました。
古文単語もイメージで教えていただいて、単語帳を一対一で覚えるのとは違い、イメージから膨らませて覚えられました。
授業後に原文を現代語訳して採点してもらう“お帰り問題”があって、「自分がどこで間違ったのか?」を見返して改善していくことができました。
佐藤:
僕も高1の古文と高3の東大国語を受けました。
古文は夏から入って遅いスタートでしたが、先生方がフォローアップしてくださって、何とか秋からの授業についていくことができました。
フォローの手厚さを感じました。
石村さんの言うように、古文単語はイメージから学んでいくので覚えやすかったです。
お帰り問題では「これを解いて帰るぞ」と気合が入って、次の週に返される時に「どんな感じかな?」とウキウキしました。
東大国語は毎週添削があります。
現代文だと自分で「できた」と思ってもできていないことがあるので、解説を聞きながら「どうしたらもっと得点になるのか?」を考えられます。
現代文は本文に忠実に書くのが大事です。
僕は最初、「奇をてらったように、自分でまとめて書かなければならない」と勘違いしていました。
でも、グノの授業のおかげで、本文が分からないなりに忠実にコピーしていく能力というか、点を落とさない書き方が分かりました。
佐久間:
僕は高3の東大国語を取りました。
現代文は何をすればいいのかがよく分からない科目ですが、東大国語に通っておけば、授業の予習と復習だけで完結します。
先生が記述問題を書く上で意識することを教えてくださいます。
たとえば、対比を明確にするとか、ニュアンスに気をつけるとかです。
こうしたコツをふまえて直前期に過去問演習をすれば、国語は十分に戦えるところまで行けます。
因間:
私も高3の東大国語を取りました。
「その時になったら現代文の勉強をしよう」と思って、それまでは古文漢文の単語などの基本的なところを入れる勉強をしていました。
実際に授業を受けてみると、すごく温かい雰囲気で、一般的な塾のイメージが変わりました。
塾とは思えない楽しい授業でした。
先生の体験談を交えた授業が進んでいきます。
「脇道に逸れたかな?」と思うお話でも必ず本文に戻ってきて、先生のお話をちゃんと聞くことでますます本文の理解が深まるという不思議な感覚がありました。
現代文の授業がすごく役に立ちました。
古漢の時は、裏紙を持っていって、分からないところや忘れていた基本的な単語を書き出し、それを直前期に見直しました。
基本的な知識が抜けている人はこのように授業を受けるのをおすすめします。
グノーブルの先生
石村:
先生が顔と名前をすぐに一致させて、当てる時もすぐ呼んでくださるので、驚いたと同時にうれしかったです。
先生からは授業に対する熱意が伝わってきて、「こちらも集中して演習しよう」と思いました。
先生の熱意に応えたくなる授業でした。
佐藤:
石村さんに同意です。
先生方は熱量がすごいし、生徒のことをよく見てくださいます。
数学でも、先生は授業内演習の机間巡視で僕のことを見てくださっていて、僕の質問に対して「前回はこういうところでこうなっていた」とアドバイスしてくださいます。
先生は計算ミスが多い僕の癖を把握してくださっていたので、とても安心感がありました。
本多:
英語の講習でお世話になった先生のギャグの圧力というか、僕的にはちょっとツボでした。
読解の先生の強烈なジェスチャーや熱意のある授業は良い刺激になりました。
ジェスチャーは面白くて印象に残るし、感動して「前向きに授業を受けよう」という気持ちになります。
作文の先生にはめちゃくちゃ当ててもらえました。
だから、めちゃくちゃ緊張感があって、「絶対に間違えないぞ」という気持ちで授業に集中できました。
キャラが濃い先生ばかりでした。
佐久間:
個性的な先生が多かったです。
先生方は、僕たちを生徒としてというよりも個人として見てくださいます。
名前を覚えてくださいますし、「おまえら勉強しろ」という感じではなく、丁寧に大人として接してくださいます。
受験は自主性がないとある程度のところに行けないので、グノの先生方のような態度が大事だと思いました。
因間:
確かにグノでは「あれやりなさい、これやりなさい」という上からの指示はなく、先生と生徒の距離がほど良い近さでした。
先生方は生徒一人ひとりのことを性格から勉強の癖までよく分かってくださる印象です。
どの先生も初回から顔と名前を一致させてくださるのがびっくりでした。
授業中はよく当たりますし、演習の添削もあるので、こちらも気が引き締まって授業に臨めます。
どの先生も個性的で熱い方ばかりで、その姿を見ていると、こちらも引き込まれて「頑張ろう」と思えます。
先生もひっくるめて好きになる感覚はグノならではでした。
後輩へのアドバイス
石村:
先生が教えてくださったとおりの方法で勉強することが大事です。
特に英語は「単語帳の丸暗記をしない」とか「過去問は直前に数年分解けばOK」と言われるので不安に感じるかもしれませんが、グノで真面目に授業を受けて復習をしっかりすることで結果がついてきます。
また、グノの授業内容は知的好奇心を刺激してくれるので、受験勉強だからといって、「受験勉強しないといけない」というプレッシャーに押し潰されるのではなく、集中しつつも楽しみながら授業を受けてください。
佐藤:
僕もグノーブルを信じ切ることが重要だと思います。
僕は英数国全般でグノの授業と教材しか使っていないので、それでも受かるということを伝えたいです。
あとは、全般的な話ですが、入試は自信を持って挑むことが大事です。
東大入試ではボーダー付近の成績だとメンタルで合否が決まると言っても過言ではありません。
リスニングが聞こえないとか、英語が思うようにいかないとか、そういう時でもメンタルを立て直すところで、「グノでやってきたから大丈夫」と自分に言い聞かせましょう。
グノを信じる気持ちが大きく自信につながるので、それが最後には大事になってきます。
本多:
高3になったら、グノの教材が東大の試験形式に役立つことを知っておくと、モチベーションに簡単につながります。
もちろんグノでは受験を超えたその先を学んでいることも忘れてはいけません。
あとは、英語の学習は絶対に続けなければいけない科目であることは間違いありません。
「読めるようになったぞ」と思って数学や社会に集中すると途端に読めなくなるので、読めるようになってもある程度触れ続けることは意識してほしいポイントです。
佐久間:
努力が結果につながらないことがあります。
実力というパラメータがもうひとつあって、そこが伸びないと、いくら努力しても結果につながりません。
でも、グノの勉強は、英語を英語のまま読むなど、やっているだけで努力が実力につながっていく勉強です。
スタンダードなやり方でないので最初は不安に感じるかもしれないけれど、信じ切ってほしいと思います。
それから、国立大学が私立大学と違うのは記述を要求されるところです。
先生に添削をメールで出したら記述力が上がるので活用してください。
因間:
合格への近道はあまりはっきりあるものではなくて、地道に努力を続けることが一番です。
努力の仕方は人それぞれだけれども、限られた時間で東大に合格しようと思うと、正しい努力をうまく積み重ねることが大事です。
同じ時間を勉強しても伸びることをやって、それを積み上げていかないと東大合格には手が届きません。
グノーブルでは「正しい努力がどういうものか?」をそれぞれの授業で先生方が教えてくださるので、皆さんが言うように、先生方の言葉を信じ切ってください。
グノの授業は主体的に参加することが大事です。
先生から教えていただいたことを実践するのはもちろんですが、自分なりの勉強の仕方を自分でよく考えて、勉強方法やスケジュールを立ててしっかり実践していくことで、実力が上がっていきます。
先が見えなくて急に不安になった時は、一人ひとりのことを良く分かってくださる先生に相談すると、本当に親身にアドバイスをくださいます。
そうすれば、漠然とした不安に駆られて焦る良くない心理的マイナス面も防げます。
本当にいい先生方ばかりなので、困った時は迷わず相談するなど、自分なりにうまく利用してください。
人それぞれ勉強の仕方があると思うので、自分に合ったやり方を見つけつつ、グノの授業は真面目に聞いて、勉強を頑張ってほしいと思います。
中学受験グノーブル山下先生から石村瑠菜さんへ
石村さん。
合格おめでとう。
とても懐かしいです。
国語は得意教科だったと記憶しています。
私は5年生から担当しましたが、6年生の後半期での成長具合は誰もその勢いを止められないといった観がありました。
実際に当時の答案を今見直してみましたが、やはり大したものです。
書いてほしいことをびっしりと記述しきる力に目がくらむ思いすらします。
こうした国語の力が石村さんのより大きな成長の源泉になったのであろうと思い、感慨にふけることができました。