東京大学文系 Part 2

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岩間(いわま) (ゆう) さん(文T・駒場東邦) (たかはし) 聖奈(せいな) さん(文V[学校推薦型選抜]・光塩女子学院)
藤井(ふじい) 聡一朗(そういちろう) さん(文V・麻布)

グノーブル入塾のきっかけ
橋: 中2の春に母から勧められて最初は英語で入塾しました。母は「グノーブルは英語がとても強い」という評判を聞いていたようです。
藤井: 僕も最初は英語がきっかけでした。
 高2の春、緊急事態宣言下で学校が休校になって、剣道部の活動がいつ再開されるかも分からず、引退の時期もうやむやになってしまったので、「この機会に塾を探そう」と思い立ちました。
 剣道部の帰国生の友達がグノ生だったので、「帰国生が通う英語の塾なんだから相当良い塾だろう」と思って調べてみたら、とても評判が良く、講習を受けてみたらその評判どおりだと納得できました。
岩間: 高2になる頃、それまでの塾の方針が合わないと感じて別の塾を探していた時に、仲の良かった学校の友達が、グノの魅力をたくさん教えてくれたのがきっかけです。
 講習を受けてみたら、グノの先生は生徒との距離が近いし、クラスには一体感もあって、「これはいい塾だ」とちょっと感動しました。
 少人数で教室の大きさもちょうど良く、教壇もないので先生が上にいる感じがありません。先生と生徒が一緒に授業をしている雰囲気が自分に合っていました。
グノーブルに通う時の気持ち
岩間: グノの英語の授業は、高3になると結構長いのですが、回を重ねるうちにどんどん楽しくなって、授業の時間はあっという間に過ぎていくようになりました。
 毎回楽しみで仕方なくなった要因として、自分の英語力が上がっていくのを実感できたのも大きかったと思います。英語力が伸びただけでなく、グノの授業を受けているうちに集中力も上がりました。
 東大入試の本番でも、国語や社会は150分ですが、グノで培った集中力を活かせました。
藤井: 僕の場合は、授業中に当てられる経験から成長できたと思っています。
 人前で喋るのに緊張する性格だったのですが、グノでは先生と生徒のやりとりで授業が進行します。だから、授業中に当てられることに不安があり、きちんと答えられるように予習と復習をしてからグノに向かっていました。
 先生からはいつも「演習や練習段階の失敗は良いことしかない」と言われていましたが、緊張がほぐれて慣れたのは高3の夏休み明けです。この頃は自分が成長している感じがあって、自信を持って塾に向かえるようになっていました。
 同時に、失敗をたくさん経験したことで、失敗に慣れたというのもあります。「間違えるからこそ成長できる」と自覚できた時期でした。
橋: グノの授業は、中2で入塾してから卒業するまで楽しい印象しかなく、行かされている感は皆無でした。
 高2の冬から始まった英語のサミングアップは点数が全然安定しなくて、たまに満点を取れても次の週に0点になるようなことも多く、そのたびに一喜一憂していました。
 でも、解説に入るたびに先生が「今の失敗は将来の成長につながるから、良いことしかありません」と言ってくださるので、切り替えていつでも前向きに授業を楽しめました。先生のポジティブな言葉は大きかったと思います。
*SUMMING-UP LABORATORY:高3の英語(読解)で毎回実施される英文の要約演習。一人ひとりの答案は担当講師が添削・採点して返却。音声教材も完備。知的にレベルの高い「読解力」の土台を築けるばかりではなく、「聴解力」「作文力」「話す力」や「プレゼン力」も鍛えるグノーブル独自の仕組みです。
学校でのグノーブルの話題
橋: 仲の良い友達が何人もグノに通っていたので、学校でもよくグノの話をしていました。
 英語の授業で扱う英文は興味深いものや感動させられるものが多かったので、英文の内容についてもあれこれ話していました。
 友達同士で「すごい解釈だね」と褒め合ったり、逆に「こんな解釈もできるんじゃない」と言い合ったりして刺激を受け合っていました。
藤井: サミングアップの英文が難しかった時は、他のグノ生と「どうだった?」「ここはこう解釈するんだよ」とよく話題になりました。違うクラスのグノ生も多かったのですが、みんなで積極的に情報を交換していました。
岩間: 駒東はどのクラスにも5〜10人はグノ生がいました。僕のクラスは9人でした。
 だから、学校に行くと必ずグノの話題になりました。クラス分けテストのあとは廊下でグノ生が集結してとても盛り上がっていました。
 それから、僕のクラスにいるグノ生のうち3人は同じ路線で通学していたので、一緒に帰る時にグノの授業を振り返って話していました。先生に当てられてトンチンカンなことを答えたこととか、今日は7回も発言したとか、そんなことでも話題にするのが楽しかったです。
 特に仲の良い友人が、学校もグノも同じクラスで、互いにライバル視しながら、競って授業に積極的に参加していました。「もっとたくさん発言しよう」という意識が芽生え、良い刺激になりました。
学校と塾の両立
岩間: 駒東はとても行事が多く、行事に熱心に参加する生徒が多数派です。でも、グノなら100%両立が可能です。
 まずグノの授業は宿題が中心ではなくて、授業に来てからの演習と復習が中心なので、行事で忙しい時にも授業からたくさん得られるものがあります。
 それから、グノには振替システムがあって、これは大きなメリットです。僕も、行事があるたびに振り替えさせていただきました。

それから、体育祭の時は1週間以上本当に忙しくて、勉強が厳しい状況になります。この時期は塾に行けないし、振替すらできませんでしたが、添削物を担当の先生にメールで送って添削してもらえるシステムがあります。メールで質問や相談もできました。
 このように手厚くサポートしてくれる環境が整っていたので、短期間で終わる行事も長期間準備が必要な行事も塾と両立できました。
藤井: グノは宿題の量が多くなかったので、学校の勉強や部活動と両立できるだけの時間的な余裕がありました。「宿題の量が多くて部活に行けない」というようなありがちな悩みはグノでは心配ありません。
 僕は学校の勉強も大事だと思っていて、定期テストにも真剣に臨んでいました。そういう時は学校のテスト勉強をしつつグノの勉強もしていました。
 グノは、勉強を強制することがなくて、生徒の自主性を重んじている感じで、そこも好印象でした。
橋: 私は高1、高2で部活の練習が割とありました。東大推薦に評定が必要なため、学校の成績も取らなければならず、意外と大変でした。
 でも、グノの英語で推奨されている音読を使った復習で、とても効率良く英語を勉強できました。高3になると地歴に時間を割きたくて英語を後回しにしがちですが、音読はスキマ時間にサクッとできて、しかも短時間でできるのにたくさんのメリットがあります。
 音読を推奨するグノだからこそ塾と学校だけじゃなく、他の科目の勉強とも両立できました。
グノーブルの英語
藤井: グノで英語を勉強するようになって、学校の実力テストの順位が安定しました。
 いろいろ理由はあると思いますが、グノの音読は特に効いていたと思います。
 高2の頃に、先生から「お風呂での音読はおすすめです」と教わって、実際にそのとおりに音読するようになってから伸びました。
 入浴は習慣なので、音読も毎日の習慣になって、そのうちに、英文を一読して内容をつかめるようになって、読むスピードも上がりました。
岩間: グノの先生が何度もおっしゃっていたのは「ねばり強く続けていると、ポンと伸びるポイントがある」でした。
 本当にそのとおりで、僕もジャンプポイントを3回経験しました。1回目は高2の夏、2回目は高3の秋、3回目は二次試験の10日前です。
 1回目は、グノに入ってから音読での復習を実践していたら、一気に伸びました。α3*1からのスタートでしたが、次のクラス分けテストで一気にαに上がりました。このジャンプポイントを迎えられたのは大きかったです。
 2回目は、社会の勉強も始めた時期で、英語がこれ以上伸びるか心配でした。でも、先生のおっしゃることを信じて音読を続けたり、授業に積極的に参加して復習をすることで、「あれ? 最近ちょっとサミングアップの点数が良いな?」と感じることが多くなって、そこから一気にグーンと伸びました。
 3回目は自分でも衝撃的でした。本番が近づいてきた頃に、「これ以上は伸びないのかな?」と不安になることもありました。それでも今までやってきたことを信じて勉強を続けていたら、いきなり英文がさらにスラスラ読めるようになりました。先生のおっしゃる「ねばり強く続けているとポンと伸びる」は本当でした。2月に入ったばかりの時期と二次試験の10日前では過去問を解いても10点くらいの差が生まれました。最後のジャンプのおかげで本番も安心して受験できました。
 グノレットに書かれていた「グノの勉強を信じていれば最後まで伸びる」という先輩の話を以前は信じていませんでした。でも、実際に経験して、改めてグノのすごさを実感させられました。
橋: 私は地歴で通っていた塾で、英語の体験授業を無料で受けたことがありますが、英文の内容には注目せずに、SVOなどを区切って文法的に解説していく授業でした。
 グノの英語の授業は、文法の解説もありますが、とにかく書かれている内容を楽しめる授業です。英語を勉強しながら、英文の内容から、多くの教養や英語的な考え方が学べる授業なので、いろいろな発見もありますし、様々なことを考えさせられる刺激がたくさんあります。
 東大文学部の推薦入試で提出論文を書く時にも、グノで扱った英文やその時の解説からたくさんの材料やヒントをいただきました。
*1 (クラス設定について)この学年の高2時の英語は、α(最上位)から、α1、α2、α3、α4の設定。
音読の効果
岩間: 音読を通して伸びたのは英語力全般です。
 1つ目は、音読では返り読みしないので、英文を行ったり来たりせずに速読できるようになります。
 2つ目は、GSL*2をリスニング教材として活用することを前提として音読するので、当然リスニング力も伸びます。
 3つ目は、英文を日本語に訳さず、英語を英語のまま自然と読めるようになって、日本語を使わないので、英語のまま生き生き読めるという意味で読解力が向上します。
 4つ目は英作文力です。繰り返し音読すると、英語が自分の頭の中にフレーズとして入ってきます。これが英作文で役立ちます。「ここはinか? onか?」とか「ここは定冠詞か? 不定冠詞か?」とか、そういうのも文法だけから考えると厳しいですが、音読によって自然とフレーズが頭に入ってくるので、英作文力の向上にもつながります。
速読と精読、英作文とリスニングのすべてがグノの音読で伸びます。
藤井: 最初は「音読で英語力が伸びるのかな?」と半信半疑でした。
 ところが、「迫真の演技で、相手に伝えるつもりで音読しなさい」という先生の言葉を意識しながら、自分がスピーチしているつもりで音読しているうちに、「どうしてここでこの表現を使っているのか?」に、確信が持てるような気がしてきました。高3の秋くらいでした。
 さらに、内容的に分かっていなかったところが分かるようになったり、分かっていたところは自分が使える表現として入ってくるようになりました。
 初見の英文でも、著者とつながっている感じがしてきて読解力が上がり、英作文にも応用できるようになりました。
 ただやみくもに音読するだけではダメで、誰かに聞かせるつもりで音読するのが大切です。
橋: 何よりも効率良く英語に触れられるのが音読のメリットです。
 高3になると、英語以外の科目に時間を割いて英文に触れられなくなりがちです。でも、寝る前に30分とかお風呂や電車移動の時とかに、スマホ片手にGnoTube*3を聞きながらサクッと音読すれば、それが英語の復習になります。
 そういう時間を有効活用して、「1日にトータルで1時間は英語に触れる」といったノルマを自分に課しておくと、英語の力が総合的に伸びます。
*2 Gnoble Sound Laboratory:中1から高3までの6学年すべてに毎週用意されているオリジナル英語音声教材。合理的練習法(ワークアウト)も確立されており、英語が得意なグノーブル生の土台を築いています。
*3 :SUMMING-UPの英文(年間45本)を音声と流れるようなスクリプト画像をセットにしてYouTubeで配信しています。(サミングアップは塾生限定公開)
独特な英語の授業
藤井: 僕は元々文法についてそんなにしっかり理解していなかったので、英文を読んでも内容がつかみきれないという状態でした。
 内容がつかめないと、「とにかく問題をたくさん」と思いがちです。でも、グノでの勉強で、「土台を固める」「同じ英文を何度も読み込む」ということの大切さが分かりました。
 英文法の根本にある考え方や、ネイティブの人たちの感じ方をグノで学んでから、グノで用意された英文を何度も読み込む経験を積んだことは大きかったです。
 例えば英文では倒置や省略はよくありますが、そういうところからも、筆者の考えや意識が読み取れるようになって、英語が身近に感じられるようになりました。
岩間: グノに入る前の自分の勉強や他塾や学校の勉強だと、英語というひとつの言語を、日本語を使って解釈する勉強という意味合いが強いように思います。
 一方、英語を英語として学ぶ側面が強いのがグノの特徴です。高3の読解の先生はいつも、「読む、という行為は筆者と読者の対話」だとおっしゃっていました。英文を読みながら、こちらも疑問を持ったり、納得したり、気持ちも動くようになったら、英語を英語として読めるようになりました。
 それから、グノの授業はただの英語の授業ではなくて、英語を読むのに必要な前提知識や教養もたくさん教えてもらえました。
 例えば、英語はヨーロッパ系の言語でキリスト教を背景にしています。このことに関連する文章もたくさん読めたので、世界史選択の自分は世界史の知識も融合しながら、英文を読む土台になる知識を増やしていけました。これが読解でとても役立ちました。
 もうひとつの大きな特徴はやはり英単語の指導です。特に高3の前期で、単語が段々とイメージを伴って覚えられるようになっていきました。その結果、私大の問題で単語帳に載っていない難しい単語が出てきても、グノで教わった知識から推測できました。知らない単語も、グノで学んだことを活かして語源をもとに分解して考えていくと、特に私大の問題は記号選択中心なのですぐに正しいものを選べます。
 単語を語源から学ぶのはグノのすごさです。
藤井: グノで学んだことの中では、僕も日本語を介さずに英語で読めるようになったのが一番です。
 日本語を介するとどうしても英文を読むのが遅くなりますし、作者の意図もつかみにくくなります。英語のまま英文を読んでいくと、速く読めて、作者の意図も一読でつかめます。
 それから、接尾辞や接頭辞、語根の知識を教えてもらえたのも本当に良かったです。単語帳中心の勉強になりがちな英語の勉強を変えてくれたのがグノでした。大学では第二外国語を学んでいきますが、その勉強にも適用できる勉強法です。
橋: 1回の授業で扱う文章量が多いのもグノの特徴です。学校だとひとつの長文を2週に分けるといった感じで進度が遅いのに対して、グノは1日に5つぐらいの長文を扱います。
 怒涛の勢いで進んでいきますが、生徒が置いてけぼりにされるわけではありません。英文の内容が興味深く、先生が生徒を授業に巻き込んでくださるので頑張ってついていけます。
 英語だけでなくグノの勉強全般の話になりますが、やはり毎週添削していただける経験はすごく貴重だと思います。私は一喜一憂しやすい性格なので、点数を見て悲観的になったり、「本当に自分の勉強法が合っているのか?」などと不安になったりしがちでした。
 でも、毎週添削していただけたおかげで信じて継続することができました。ひとつの目標に向かって習慣化することや繰り返していくことがどれだけ大切かを中高6年間かけて学べました。受験勉強を通して自分が強くなったと思いますし、その強さに一番密接につながっているのがグノです。
グノーブルの国語
橋: グノーブルの国語は高3の1年間お世話になりました。担当の先生には一般入試の対策に加えて、推薦入試の対策でもとてもお世話になりました。
 東大の一般入試の文章は難解なものが多くて、特に第4問は何を言っているのかが分からないことも少なくありません。でも、一見ただの雑談のような先生の話を踏まえて文章に立ち返ると、「そういうことだったのか!」という気づきがあって、知らないうちに自分の中で文章が理解できているという経験がよくありました。
 推薦入試の一次選考では提出論文や志願理由書などをいろいろ用意します。これらの書類に関して、内容も形式も先生にチェックしていただきました。面接の練習にも毎日のように付き合っていただきました。本当にお世話になりました。
藤井: 僕も東大国語を受講しましたが、グノの授業は、一見雑談のような話を通して、文章に対する具体例を提示するという授業方法です。自分にとっても身近な話題を話していただけるので、難解に見える現代文もイメージをつかめます。
 解答の書き方もグノで学べました。「本文を読んでいない人でも分かる解答の書き方を意識しなさい」と先生はよくおっしゃっていました。それを意識して答案を書くようにしてから、自分の答案を客観的に判断できるようになって、現代文の点数が安定しました。
 それから、先生が提示してくださる解答がとても分かりやすかったのが印象的でした。高校生が背伸びしても書けないような答案なのではなくて、僕たちのお手本になるような答案を用意してくださるのを先生ご自身も意識していらっしゃったのだと思います。
岩間: 僕も季節講習でグノの国語を受けました。国語の授業も、グノの精神を引き継いでいて、楽しい雰囲気は英語と同じでした。
 藤井君の言うとおり、高校3年生がつくれる語彙力や表現力の範囲で答案が提示されて、とても参考になりました。よくある解答は変に格好をつけていたり難解すぎたりして、「こんな言葉は使えないだろう」というような二字熟語や四字熟語も見られます。グノの解答はそうではありませんでした。僕たちでも書ける解答で、一番お手本になりました。
グノーブルの数学
岩間: 僕が最終的に、「数学が得意だ」と思える状態で入試に臨めたのはグノのおかげです。
 グノの数学は他のどことも違っていました。数学を、日本語を使って論理的体系的に学習できる授業になっていて、そこで培われる論理的な思考をもとに数学を解いているうちに、どんどん問題が解けるようになりました。
 グノで数学を受講し始めたのは高2になってからです。高1までは数学は微妙でしたが、グノの授業を自粛期間に受けたことで成績が飛躍的に上昇しました。2か月しか受けていないのに全国模試の偏差値が15くらい上がって、「これはすごい」と自分でもびっくりしました。
 セルフチェックシートについては講習の時から聞いていて「これは良い」と思っていました。自分の出来の評価と、解いた時の思考のプロセスを書いていきます。それによって「自分がどういう思考のプロセスで解答に至ったのか?」が整理されて、数学の力が大きく伸びます。「数学は解くだけだ」と思われがちですが、実はその解くプロセスに一番重要なところがあると気づかされます。
 先生はセルフチェックシートをもとに授業内容を構成してくださいます。生徒一人ひとりのセルフチェックシートを念頭に置いて授業がつくられるので、誰にとってもとても効果的な授業になっています。
 セルフチェックシートをもとに一人ひとりに的確なアドバイスもしてくださって、家庭教師と同じように手厚く見ていただける授業でした。
藤井: 僕も高2からグノで数学を教わっていました。一番良かったのは、多面的な見方ができるようになったことです。
 例えば、曲線が直角になっていることはベクトルや幾何で多面的に表現できます。ひとつの事象に対していろいろな方向から見られるようになったことで、持っている知識をどんどん活かせるようになりました。
 セルフチェックシートでは自分の思考プロセスを書くので、「どこで詰まっていたのか?」を洗い出すのに役立ちます。数学の勉強では、分からない問題があると、解答を見て「ああ、そうなんだ」と分かった気になって終わりがちです。でも、分からないところを分からないままにしてしまうと、次に似たような問題があっても解けません。セルフチェックシートを書くことで、「どこが分からなかったのか?」を再確認できて、次に問題を解く時に活かせます。
 それから、「口頭で相手に説明できるか?」を基準にして、その問題ができたかできなかったかを判断する方法も学びました。自分で「解けた」と思っていても、意外と説明できなかったり、「どうしてここはこうじゃないの?」と聞かれると返答に困って考え込んでしまったりします。だから、口頭で説明するのは良い練習になりました。
 高3の夏休み明けからのテスト演習では、80分で4題を解きます。最初は戸惑いましたが、テストの場数を踏んで集中力がつきましたし、自分の解き方を意識したり、自分に適した解き順を見つけたりするきっかけになりました。
*セルフチェックシート:高2文系数学、高3数学で生徒自身が宿題終了後に記入するシート。解けた問題には「どう解いたか」、解けなかった問題には「何ができなかったか」などを記入。自分の傾向や理解度を分析して客観視し、次のステップへとつなげるグノーブル独自のツール。
グノーブルの先生
岩間: グノは、どの先生にも熱い思いがあって、そこがグノの絶対的な強みだと思います。
 授業に出てみれば、先生が本当に熱心なのが伝わってきます。だから、「こちらも頑張りたい」という気持ちになります。
 どの先生も最初の授業で生徒の顔と名前を覚えてくださいます。初回の授業なのに名前で呼んでいただけると、「自分はもう認識されているんだ」とうれしい気持ちになります。
 先日の受験報告会でも、2年前にたった4回の授業しか受けていなかった先生が、「ここに座っていたよね」と僕のことを覚えていてくださって、とても感動しました。
橋: 本当に熱意あふれる先生方で、まさに「全身全霊」という言葉がぴったりの熱心さに感動したこともありました。
 グノの授業は講義型でなく、生徒の名前やキャラクターまで覚えていて巻き込んでいく授業スタイルが特徴です。
 とても面倒見が良い先生ばかりで、質問や相談がしやすいのもありがたかったです。
 高2の冬に先生が変わる時、「これまでずっとαだったけれど、高3でクラスが落ちたらどうしよう?」などと不安になって、訳もなく悩んでいた時期もありました。この時にも新しく担当になったばかりの先生が長い時間を取って面談してくださって、一つひとつ不安要素を解決して緊張を和らげてくださいました。
 生徒の精神的なサポートもしっかりしてくださる良い先生がそろっている塾です。
藤井: 二人の言うとおり、生徒の名前をすぐに覚えてくださる先生ばかりで、とても良い塾です。
 教材として用意してくださる英文も、英語として学ぶのにふさわしいばかりじゃなくて、内容が僕たちの興味を引くもの、受験に向かう僕たちに役立つものを用意してくださるなど、生徒の目線になって考えてくださっていて、授業もそういう組み立てになっているのをいつも実感していました。
後輩へのアドバイス
橋: 私は有名な進学校出身ではありません。東大を受験する生徒も毎年4、5人しかいなくて、学校の中だけで勉強していると、自分の全国的なレベルを把握しにくくて東大受験をためらうことも何回かありました。
 そんな時に「グノの英語でαをキープできたから、英語は全国的に大丈夫なはずだ」と自信を持てたのは大きかったです。英語という科目に自信が持てたことで東大受験を貫けたと思っています。進学校でない人でもグノを信じていれば東大を目指すことができます。
 東大の推薦入試に関しても、私の学校では初めての出願でした。「私でいいのかな?」という不安が出願の時にありましたし、出願したあとも「推薦の準備のために、一般受験生に後れを取ってしまうのでは」という焦りがありました。でも、グノの先生方が誠心誠意助けてくださいました。 一般入試と推薦入試を併願する後輩の方々には、決して天才だけが合格する入試ではないことを伝えたいです。しっかりと志や熱意を持って努力すれば、推薦入試も決して手に負えない受験ではないので諦めないでください。
藤井: 一番大事なのは、グノの先生のおっしゃることを信じてやり切ることです。模試を受けて結果が良くなかったり、他塾の人を見て「こんなに過去問をやっているのか」と思ったりしても、焦ることなく、グノの先生のおっしゃることを信じて勉強したら最終的に合格しました。
 迷って他の勉強法に手を出すとロスが生じるので、グノでやってきた勉強法を信じてやり遂げるべきです。
岩間: どんな時でも諦めないことが大切です。自分自身は、2月の私大が終わった時や、東大入試の1日目で国語や数学が難しかった時、くじけそうになりました。でも、終わったことは変えられないので、「次に何をするか、そして今何をすべきかが受験においては大事だ」と自分に言い聞かせて、最後まで諦めませんでした。これが合格につながったのだと思います。
 グノの授業に集中して積極的に参加し、帰ったあとも丁寧に復習して音読を続けるサイクルで勉強すれば、絶対に実力がつきます。グノを信じて頑張ってください。



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