東京大学理系 Part 3

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江口(えぐち) 稜馬(りょうま)さん(理T・駒場東邦) 金井(かない) 皓太郎(こうたろう)さん(理T・麻布)
笹田(ささだ) 陽太(ようた)さん(理T・開成)

自粛期間中について
江口:塾や学校に行けなくて、友達と会う機会もなくなり、いつも以上にSNSや電話で友達と連絡を取り合いました。
 勉強面ではペースを自分でつくっていかなければならなかったので、その日にやらなければならないことを、「どの勉強を何時までやる」というルーティンになるようにいつもより細かく計画を立てました。
 一方で、散歩などをして、ストレスをためないように工夫しました。
金井:僕の場合、ルーティンをつくるのは同じでしたが、計画を立てられない性格なので、大まかなリズムをつくって生活していました。
 何曜日にオンラインで配信された映像授業を見て、翌日にはその復習をする、といった時間割のようなものを曜日によって決めましたが、時間ごとに決めたわけではありません。
 僕は朝起きるのがつらいので、学校が休校になって1限に出なくて済むのがうれしかったです。
笹田:塾や学校の映像授業をペースメーカーにしつつ、1週間に1回計画を立てました。でも、大体は計画どおりにいかないので、週の終わりに修正していました。
 一番つらかったのは、開成の一大イベントである運動会がなくなったことです。精神的にダメージを受けて、2週間くらい何もできない時期がありました。
江口:駒東でも体育祭がなくなってきつかったです。みんなつらそうで、「勉強どころじゃない」という人たちもいっぱいいました。
金井:僕はあまりそういうのがありませんでした。むしろ、授業がなく、出席のしがらみもなくなって、その解放感に浸っていました。
江口:映像授業と対面授業の差は強く感じました。僕は対面のほうが良かったです。
 グノの授業は先生とのコミュニケーションが醍醐味だったのに、それが失われて、ずっと画面に向かっているのがつらかったです。
 ただ、映像授業では、聞き直しや見直しができたので、解説の細かなところまで注意を向けられるという利点もありました。
金井:僕は映像授業が大嫌いでした。とにかく対面のほうが良かったです。いつも一番前の席で授業を受けていて、それが楽しかったからです。
笹田:グノの授業は、指名されたり発言したりすることで理解が深まります。映像授業ではそれがなくなってつらかったです。
グノーブルに入ったきっかけ
笹田:部活の先輩からの勧めがきっかけで、中2の4月に英語で入りました。
 他塾も検討しましたが、グノは他塾よりも暗記偏重でなく、「グノのほうが楽しいかな?」と思ったのが決め手でした。
金井:中1の夏期講習で英語を受講して、そのままずっと通いました。他校の友人の先輩がグノに通っていて、評判が伝わってきたのがきっかけです。
 講習の初日から授業を気に入りました。その場でプリントが配られて、演習したらすぐに解説を受けられる形式が自分に合っていました。
 文法も「覚えておこう」ではなくて、英語の特徴から説明されたので、とてもわかりやすかったのを覚えています。
江口:僕が入ったのは高1の秋です。駒東では「英語はグノ」という流れがあって、それが一番大きかったです。
 「他塾も体験して考えてみよう」と思っていましたが、グノの授業を受けた時に感覚的に「これは楽しい」と思い、すぐに入塾を決めました。
グノーブルの英語
笹田:グノに入る前と入った後で、英語に対する意識が大きく変わりました。
 以前は、英語の勉強というと、文法事項や単語の暗記ばかりで退屈だったので英語は好きではありませんでした。
 グノに入ってからは、中学生としては結構難しいことも教えてもらいましたが、単なる暗記ではなくて単語の成り立ちから教えてもらえたので、面白く、英語という言語に興味が持てるようになりました。
江口:英語はもともと好きで、不得意ではありませんでしたが、入塾直後から英語の成績が目に見えて上がりました。
 理由をひとつに絞るのは難しいですが、一番大きいのは楽しく勉強できたので、英語をさらに好きになれたことだと思います。点数を取るための授業というよりも、英語の本質を教えてくれる授業で、ナーバスにならずに英語を楽しめました。
 グノの授業で与えられたものにきちんと取り組み、先生が教えてくださる復習の方法を徹底していたら、英語の力がどんどん身についてくるのを実感できました。
金井:僕はそんなに英語が得意ではありませんでした。でも、グノに通っているうちに「英語ができる」という自信がつきましたし、自然とテストの点数も上がっていきました。
 グノの授業では、周りの人からいろんな影響を受けられるので、それが大きかったと思います。先生と生徒がやりとりしながら進んでいくのがグノの授業の特長ですが、自分には理解できなかった英文をさらっと解釈できている人がいたり、「こんなことも知っているんだ」と思える人の発言には、毎回「すごいな」と思って刺激を受けていました。
笹田:グノの場合、先生と触れ合う機会を持てるのが印象的でした。
 毎回の添削では生徒一人ひとりの答案を見てくれているし、解説の時も、先生と生徒のやりとりで進むので、先生はいつもこちらの反応を見てくれています。
 グノの授業はレベルが高くて、密度も濃いのですが、先生が生徒のことをよく理解してくれているから成り立っていると思います。
 僕も、授業中に当てられることで成長を実感できましたし、授業が終わってからも質問しやすく、先生との距離が近いのは他塾とは違った環境でした。
 中学生の頃の僕は真面目ではありませんでしたが、授業の時だけは真剣になって、特に文法をきちんと習得してきました。その文法が底力となって、その後の僕の英語を支えてくれました。
金井:中学生の時にグノで英文法を教えてもらえたので、英文法の感覚をつかめるようになりました。
 その感覚を踏まえて、高校生の時は興味が持てる英文を読んでいけたので、取り組みやすかったです。
 英語が読めるようになれたので、「英語は難しい」というイメージが取り払われて、英語を楽しめるようになりました。
 グノに中1から通うのと、高校から通うのとでは、大きな違いがあると思います。受験勉強は受験前の1年で済ませるものになりがちですが、グノはそういう短期的なスパンではなく、一生続く学びのための長期的なスパンを意識した授業が行われます。中学生のうちから通ったほうが、受験勉強とは違う英語の本質により触れられると思います。
音読の効果
笹田:それから、グノの大きな特長は、復習の中心が音読だということです。音読のおかげで、授業で教わった文法や単語など、いろんなものを一気に復習できました。
 先生に言われたとおり、音読は知識が定着しやすく、一番手っ取り早い復習方法でした。ひとつの英文を読むのは3分くらいしかかかりませんが、それを3、4回繰り返すと、知識面についてはほとんど身につきました。本当に効率がいい復習法でした。
金井:僕も音読をやっていました。音読は知識の定着にも効果的でしたが、音読で、英語の語順のまま解釈していくのにも慣れましたし、内容を深く理解するのにも役立ちました。
 授業で配られたサミングアップ*を最初に読んで要約する時は、文章を初めて見るので受動的です。その英文の解説を聞いて、復習で音読する時は、受動的ではなく能動的にその文章を読み上げるので、理解が深まって文章の内容も定着します。
江口:僕も音読は欠かしませんでした。先生がおっしゃっていたように、英語でプレゼンをしているつもりで、大事なところや筆者が言いたいところを意識していました。
 英語の感覚を鍛えたり、維持したりするのに、音読はとても効果的でした。英文を日本語に訳していく復習とは全然効果が違ったと思います。
 何日か音読しない日が続くと、「スラスラ読めないな」と思うことがあって、音読を継続することの大切さを実感していました。
*SUMMING-UP LABORATORY:高3の英語(読解)で毎回実施される英文の要約演習。生徒一人ひとりの答案を担当講師が添削・採点して返却。音声教材も完備。知的にレベルの高い「読解力」の土台を築けるばかりではなく、「聴解力」「作文力」「話す力」や「プレゼン力」も鍛えるグノーブル独自の仕組みです。
グノーブルの英文教材
笹田:一番良かったのは、教材がテスト対策っぽい感じではなくて、英語力そのものをつけるためのものだったことです。
 そうはいっても、要約や段落整序、英作文など、実は東大受験の対策にもなっていました。
 興味を維持できる教材が、いつの間にか東大対策にもなっていたので、東大を目指せたのだと思います。
金井:グノの教材は、東大の英語の問題をさらに難しくしたようなレベルでした。これに取り組み続けたおかげで、東大の本番が楽だと思えたほどです。
 「自分はこんなに難しいことをやっているのだから、東大は大丈夫だろう」という自信が普段から持てていました。
 ただ、難しいとはいっても、わからなさすぎるわけではなく、少し背伸びをすれば理解できるので、成長が実感できる教材でした。
江口:授業中に配布されるプリントは難しくて、演習をしている時にはボンヤリとしか読めないこともありました。
 でも、先生の解説を聞いて、復習や音読を重ねることで、「これはこういうことか!」と納得できる瞬間が訪れるので、その感覚が楽しかったです。
 授業で完全に理解できなくても、先生の解説をメモして、家で復習することが大切です。
英単語の覚え方
江口:グノの英語は、単語を語源から教えてくれるのも特長です。
 語源を踏まえて単語を見たことはなかったので、入塾した当初は「何だ、これ!」と思いましたが、グノの解説に慣れるうちに、単語がスッと頭に入ってくるようになりました。日本語に頼らなくても、単語がイメージとして入ってくる感じです。
 グノの方針に従って、単語帳は使いませんでした。嫌な言い方になってしまいますが、単語帳をやっている人たちよりも自分は点数を取れていたので、単語帳をやらないことに不安はありませんでした。
金井:「みんなが単語帳をやっているから、自分もやってみよう」と思った時期がありました。でも、グノの教材を使ったほうが、的確に意味が取れるし、単語の知識を深く詳しく学べるので、単語帳はいらないのだとすぐにわかりました。それからは、単語帳反対派になりました。
笹田:グノに通っていると、語幹や接頭辞などに詳しくなります。先生が黒板に絵を描いたり、実際やってみせてくれたりしたので、単語のイメージにもなじめました。
 よく先生が、「英語と日本語の単語はぴったり一致することはほとんどない」とおっしゃっていましたし、英単語を日本語の訳で覚えているとネイティブの感覚には近づけないと思います。
 一応単語帳は使いましたが、確認程度に使っていただけで、グノの英文の復習をメインにしていました。
授業の楽しさ
江口:グノに通っていてとにかく楽しかったです。いろんな分野の文章をたくさん扱ってくれて、飽きることなく続けられました。勉強という感じがなく、「今日は何の文章を読めるんだろう?」とワクワクしながら塾に通いました。
 授業時間の延長もうれしかったです。授業が終わった後の達成感がたまりませんでした。高3では読解と英作文の2コマ連続でしたが、頑張ってくださっている先生の姿を見ると、時間の長さは苦になりませんでした。先生の熱が伝わってきて、「自分も頑張らないといけない」と思いました。
金井:自分は細かいところに目が向かない性格だったので、細部にも目を向けさせてくれる文法の授業では、自分が段々変われて成長しているのを実感できました。
 読解ではいろんな内容の文章を読むので楽しかったです。英語で教養を学んでいるという感じがありました。
 それから、一番前に座って授業を受けていると、先生の熱意がひしひしと伝わってきます。そうすると、「自分も頑張ろう」という気持ちになって授業に集中できました。
笹田:グノの授業は内容が濃く、受け身で聞いているのではなく、頭をフル回転させて参加しているので、授業後に達成感と心地良い疲労感を得られます。英語を学べただけでなく、いろいろな面で満足できる授業でした。
 グノの授業では当てられますが、それでドキドキすることはありませんでした。あまり的確に答えられなくても気にせず、間違いも前向きに捉えていました。
金井:僕は自分の答えを言いたくて仕方なかったので、もっと当ててほしかったです。
江口:僕も同じでどんどん当ててほしかったです。ちょっと難しい質問に答えられた時は「よっしゃ!」となりました。
笹田:予習前提ではなく教室内で真剣に演習を行えるのも貴重でした。達成感を味わえる授業の後では、復習に懸命になれました。
金井:予習ではなく復習メインなのは僕にも合っていました。授業が演習からスタートすると、すぐに集中できるし、演習直後に始まる解説も真剣に聞けます。
 次の授業に真剣に取り組みたくなるので、ダメだったところや新しく知った知識などを復習するのにも身が入りました。
笹田:それにつけ加えると、音声教材(GSL*)が豊富だったのもグノの強みだと思います。疲れた時に音声を流して、あまり考えずに英語を追うだけでも、自然と耳を英語に慣らすことができました。グノの音声教材は良質でした。
*Gnoble Sound Laboratory:中1から高3までの6学年すべてに毎週用意されているオリジナル英語音声教材。合理的練習法(ワークアウト)も確立されており、英語が得意なグノーブル生の土台を築いています。
グノーブルの先生
笹田:授業への熱意と生徒への気の配り方がすごかったです。先生方の熱意が自分の勉強への熱意にも火をつけてくれたと思っています。
 指名でも、自分がわからないところを当ててくださったので、「自分のことをわかってもらえている」と思え、それがやる気につながりました。
金井:僕にとっては添削での先生のコメントが大きかったです。「ねばり強く頑張りましょう」などと書かれると、「二度とこんな点を取らないようにしよう」と思います。お褒めの言葉がある時には、本当にうれしくなりました。
 授業中の先生とのやりとりからも、やる気や反省の気持ちを強く感じていました。
 先生方は本当に知識が豊富なので、自分には気づけない点への指摘もたくさん受けられて、そんな先生の姿を見て、「自分もその域に達したい」と憧れました。
江口:授業中の会話だけでなく、授業後にも先生と話せるのがうれしかったです。先生は、質問だけでなく、ちょっとした雑談にも付き合ってくださって、僕たちのことを知ろうとしてくださるのがとてもうれしかったです。先生への強い信頼感が生まれました。
グノーブルの環境
江口:グノは小さめの教室が多いので、その分、クラスが全員参加の雰囲気になっていました。熱意を持って授業に臨めていたので、とても良かったと思います。
金井:こういう教室だからこそ、授業で生徒と先生の濃密なやりとりが実現しているのだと思いました。他の人が当てられた時、自分も当てられたつもりになって心の中で答えるというのがモチベーションになりました。集中力を維持できる双方向授業にぴったりな教室です。
笹田:学校行事で塾に行けない時、振替ができるところがありがたかったです。振替で先生がいつもと違うことがあっても、授業はいつもと同じで質が高いままなので、その点が良かったです。
後輩へのアドバイス
笹田:まずはグノの授業を集中して受けること。それから授業後には毎日、1日20分くらい音読することを継続してください。
金井:グノの授業は1回完結型です。その分延長はありますが、復習しやすくなるという大きなメリットがあります。
 「授業に出席して演習、解説を聞いて理解、その後復習」というサイクルをうまく繰り返しましょう。それで問題なく東大に受かるだけの力がつくと思います。
 グノで学んだことをしっかり復習していくと、絶対に力もついて、それが自信にもなります。グノを信じてください。
江口:僕も同じです。先生から言われたことにきちんと取り組んでください。
 困ったことがあったら、先生に相談しましょう。理解できていないところは質問しましょう。最初は緊張すると思いますが、メールでも対応していただけるので、先生を信頼して頼ることが大切です。



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