国公立・私立大学医学部 Part 1

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酒井(さかい) (ゆい)さん(千葉大・豊島岡女子学園) 田中(たなか) 美羽(みう)さん(京都大・筑波大学附属)
津野(つの) 瑛太(えいた)さん(筑波大・都立日比谷) 中山(なかやま) 哲志(てつし)さん(千葉大・筑波大学附属)
伯野(はくの) 芳彦(よしひこ)さん(慶應義塾大・世田谷学園)

医学部志望の動機
伯野:小学生の時に東日本大震災を経験しました。被災地を訪れて初めて災害を目の当たりにし、ショックを受けました。力をつけて人の役に立てればと考え、医師を志すことを決意しました。
酒井:私は小学生時代、インドネシアと中国に住んでいました。その頃から「人を助ける仕事に就きたい」と思っていました。
 中2の時に国境なき医師団の方の講演を聴く機会があって、それをきっかけに、「医師として医療に携わりたい」という決意が固まりました。
中山:小学生の頃、祖父ががんの治療で入院していて、病院を訪れる機会が多くありました。
 この時、医師の方や看護師の方の祖父への接し方から、病気の治療だけでなくメンタル的な部分でもたくさんカバーしてくださるのを見て、医師という職業に興味を持ちました。
 医師についていろいろ調べていくうちに、小児外科医が不足していると知り、「未来ある子どもを治療する医師が不足している現実を変えていきたい」と思い、臨床医として進んでいくことを決めました。
田中:僕も小さい頃から「人の役に立ちたい」と思っていました。そして、学ぶことが好きなので、「最後まで学び続ける職業に就きたい」という思いもありました。
 中学の頃、祖父が1年ほど入院していました。「家に帰りたい」と言っていたのに、家に連れて帰ってあげられないまま亡くなってしまいました。この時、「自分が医師として患者さんに寄り添うことを実践したい」と考えて医学部を志望しました。
津野:僕は純粋に医学に興味がありました。具体的なきっかけがあったわけではなく、目の前の人を助けられる、やりがいのある仕事に就きたかったからです。
入塾のきっかけ
津野:僕は高校受験をしたので、中3から高校数学を学んでいる中高一貫生に比べて数学がそもそも遅れていました。数Vが始まる前に「中高一貫生に追いつきたい」と思って塾に入ることにしました。
 高校受験の塾の数学は、予習していくのではなく、その場で先生が出した問題を解いて解説を受ける授業形式でした。これが好きだったので、同じ形式のグノに数学で入りました。高2の春です。
 英語は新高3の冬期講習から通いました。友達に「英語の塾で悩んでいる」と話したら、「グノしか行くところはない」と言われました。数学で楽しく通っていたグノでしたが、後々調べたら英語の評判がとても良いのを知って、英語の受講も決めました。
田中:私は中学入学前の新中1のスタートダッシュ講座*からグノに通っています。
 中学の頃は英語と数学を受けて、高1の1年間で古文、講習で難関国語も受講しました。
 入塾のきっかけは、中学受験で通っていた塾の先生からグノーブルを勧められたことです。お試しでスタートダッシュ講座を受けたらとても楽しかったので、そのまま入塾を決めました。
*新中1対象の講座(2〜3月に開講)。
中山:僕は中1から英語を他塾に通っていました。そこは量をこなす方針で、英語を勉強するのが苦痛になってしまい、中3の時に辞めてしまいました。
 高1の冬頃、グノに通っていた友人のお兄さんから「授業の質が高い。自分で学習するよりも得られるものがはるかに大きい」と勧められて、入塾を決めました。
酒井:私も他塾に通っていましたが、大量の宿題や単語の暗記が負担で、英語が嫌いになりかけていました。理数系で通っていた他塾で、グノと掛け持ちしている人が多かったのと、グノレットの合格体験記を読んで「良さそうな塾だ」と思ったのもあり、高2の秋から英語はグノにしました。
伯野:僕が入塾したのは高1の2月です。その頃、受験勉強を始めたのですが、量は読んでいたけれど、問題を解く方法を全く知らなかったし、答案の書き方もわからず、「塾に入ろうかな?」と思ったのがきっかけです。
 同じ高校に自分よりもずっと英語ができる子がいて、その子から「グノーブルが良い」と聞いていたので、体験として春期講習を受けてみて、しっくりきてそのまま続けることにしました。
 物理は高2の冬からです。小学生の頃から塾に通わず独学でやっていて、大手予備校に抵抗感があり、グノ以外は検討しませんでした。
グノーブルの英語
田中:グノは授業が充実しています。一つひとつの英文を丁寧に読んでいくだけでなく、英文の背景や周辺知識も話していただけます。だから、他の似たような題材に当たった時、「こういう授業だったな」「こういう知識もあったな」と芋づる式に記憶を再生できました。
 ただ単に英語の勉強をするのではないところがグノの良さでした。
 他塾に通っている人たちの中には市販の単語帳を苦労して覚えている人ばかりでしたが、グノの授業を受けていれば単語帳は必要ありません。
伯野:1回の授業でかなりの量を読めるのが楽しみでした。しかも興味の持てる英文ばかりで、復習するモチベーションも上がりました。
 グノの場合、授業で扱った英文の復習をすることで力を伸ばしていく形式が特徴的です。
 他の参考書や問題集は全く必要がありません。授業で扱った英文に焦点を当てるので、ひとつのことに集中して勉強できました。授業を受けて宿題や復習をするというサイクルには安心感があります。
 グノに通っていた英語の得意な子は単語帳などの余計なことをしていませんでした。僕はその子を見ながら勉強法を模索していたので、自分も「グノだけで大丈夫。自分に合う勉強法を見つけられればそれでいい」と思って、他塾の人たちと比べて不安を感じることはありませんでした。
酒井:一番のグノらしさは、ひとつの英文を大事にすることです。他塾だと1回読んだ英文は読み捨てです。
 一方グノでは、授業内で演習があって、添削もしていただけて、その直後に、解説を受けられます。解説では、英語のことはもちろん、英文の背景知識も詳しく聞けます。それを思い出しながら知識面の復習をして、音読で英語を自分の中になじませるというサイクルで、ひとつの英文を徹底的に読み込みます。
 グノの勉強法は独特なので、最初は不安でしたが、担当の先生が先輩たちの成功例を頻繁に話してくださったので、とても説得力がありました。先生が卒業生たち一人ひとりをよく覚えていらっしゃってその上でお話ししてくださったので、「先輩もそうだったんだ」と納得できました。
 グノレットを時々読み返して「グノについていって大丈夫そうだ」とも思っていました。
中山:グノの授業は情報量が多いです。しかも無駄な情報ではなく、面白くて刺激的な情報がシャワーのように浴びせられる感じです。
 それから、大事なことは、「これは先週のあの英文でも出てきましたが」と、先生は何度も繰り返してくださいました。僕は聞いたことを1回で覚えられないので、何回も言ってくださると助かりました。
 情報量の母数自体が大きいから、授業の中で覚えられることも多いし、ちょっとでも残ることがあれば、復習で2割、3割と知識を増やしていけるので効率が良かったです。
 グノは場数を踏んで何年も教えている先生ばかりで、授業に無駄がありません。よどむことなくテンポよく進んでいく授業に安心感がありました。
津野:グノの授業は効率がいいと思います。
 授業中に英文を読んで、記憶が生々しいままその場で解説を聞き、自分で復習をして、わからなければすぐに質問できるという最短ルートでした。
 別途英単語だけ暗記しなくてはならないとか、問題集を解かなくてはならないといったことはありません。
 僕は実際、受験期の英語の勉強はグノの復習しかやりませんでした。
田中:効率という点では、私は6年間通してグノのカリキュラムを受けたので、塾の中でつくられたひとつの流れに乗れて、とても勉強しやすかったです。
 中3から高2くらいまでは、文法がまだ入っていない生徒対象なので、各単元のテーマが毎回決まっていて、そのサイクルを3回繰り返すことができました。
 高3からはそのテーマがなくなって、今まで学んできた力を使ってどんどん文章を書いて、読んでいきます。
伯野:受験という感覚で勉強しなくてすんだのでとても楽しかったです。受験だから興味の持てない問題を解かなくてはならない、ではなく、自分の中で教養が身についていくのを楽しめる授業でした。
 本を読んでいると自分が賢くなっているのを実感できて楽しくなりますが、グノの授業はそれと同じで、授業を受けるのが楽しくて仕方ありませんでした。
津野:文章の内容が純粋に面白かったです。グノの英文は受験問題の過去問というわけではなく、医学部向けの話も、社会学的な話や哲学的な話もあります。これらを読んでいく中で、必要な英単語が自然と入ってきましたし、文理にとらわれない専門的な用語や知識にも触れられました。
 1年間の最初のほうに読んだ文章を復習すると「こんなこともあったな」と記憶がよみがえって、何回読んでも面白かったです。
酒井:私も楽しかったです。いろんな題材の英文があって、英語だけでない知識を得られました。
 宿題は多くなくて、音読は「必要だ」と思って自主的にやっていたので、強制感がないにもかかわらずどんどん英語が読めるようになっていきました。強制されるのが好きではない私には最高の環境でした。
中山:毎回新しい文章が配られ、タイムリーな話題も読めて、とても楽しめました。英語を勉強しているというよりも、本や新聞を読んでいる感覚でした。しかも、楽しいだけでなく、英語をスラスラ読めるようになります。
田中:受験勉強というと単語帳や文法書を読むイメージがあって楽しくありません。
 グノでは単語帳や文法書を読むことが勉強の中心ではなく、いろんな話題を英語で読んでいきます。暗記するというより、本を読むように楽しく英語の文章を読んでいるうちに、単語や文法も自然と覚えられます。こんなスタイルが楽しさの要因だと思います。
グノーブルの音読
酒井:グノの特徴には音読もあります。
 グノに入塾する前は、英文を頭の中で日本語に変換して、日本語として理解しながら音読していました。グノで音読するようになってからは、英語がそのままスーッと頭の中に入ってきて、英語を英語のまま読めるようになっていきました。日本語にいちいち置き換えなくなるのが一番大きいです。
中山:僕も以前は日本語に直しながら読んでいました。英語は「読めれば終わり」と思っていて、一文一文を和訳して理解できればOKとしていました。
 でも、新高3で要約演習が始まって、表面的に読めただけでは要約のしようもなく、さらに筆者の言いたいことを的確につかめないといけないことがわかり、かなりの衝撃を受けました。
 「和訳するのが英語の勉強だ」とそれまでは思っていましたが、それをやっていると、英語を日本語に直すことに集中して、最初に読んだ内容を忘れてしまいます。
 これを改善してくれたのが音読です。読むスピードが上がると、英文を英語のまま理解できます。すると、英語を日本語で理解するのに使う脳のスペースが小さくなって、筆者の言いたいことや文章の内容に脳を割くことができるようになりました。
田中:英語と日本語は語順が違うので、英語を日本語に直そうとすると、最後まで読んでから「ここまでが修飾だ」などと考えて、行ったり来たりしなければなりません。
 英語のまま理解できると、最初に戻らなくても英語の語順のまま理解できます。
 音読を自分でうまくやろうとすると、英文をしっかり理解していなければならなくて、授業中のノートを見返したり、わからない文法があったら文法を考え直したりして、文章全体の理解も深まりました。
伯野:英文を目で見ていくだけではなく、音声として聞いたり、自分でも発声していくことで、ひとつの言語としての英語力が上がっていくのだと思います。ですから、音読することでいつの間にかリスニングも得意になれます。
津野:僕は英語を英語のまま読むのは何となくできていました。ただ、グノに入ってから、英語を英語のまま読んだあとにどうするかを考えさせられました。英語の字面を追っていても意味がなく、文章としての英語を理解することが大切です。
 高3の10月くらいから特に生き生き音読するように心掛けました。英語は言語なので、しゃべることが先にあって、記号として書かれる文字はあとからできたものです。その記号を追ったところで何もならず、根幹にあるものを理解することで、英語が定着します。
 音読の効果は意外なところにも表れました。センター試験の国語は、英語の要約で習ったことを日本語で実践しているだけです。国語で筆者の主張や具体例を見分けて文章の流れを理解するのに、英語での音読が生きてきました。
英語の力が伸びた時期
津野:僕は帰国子女ですが、海外にいたのはだいぶ前だったので、英語はできないわけではないけれど、得意というほどでもありませんでした。英語を聞いたり話したりはできても、グノで扱う高度な文章を読む力はついていませんでした。でも、グノの授業を受けて単語や文法知識が伸びて、素養もだんだんと整って、論理展開にもついていけるようになると、高度な文章も読めるようになっていきました。
 そういう力を総合的に伸ばすのには、音読はものすごく役立ちました。
田中:私は本当に最後に伸びました。グノには6年間いたけれど優等生ではありませんでした。
 私の周りには中1から塾に通っている人は少なくて、周りは英語をまだしっかり習っていなかったので、いつの間にか、自分の中で「英語が得意だ」「英語ができる」と思ってしまっていました。それでダラダラやってきたら、高3になって、要約でもあんまり点は取れないし、過去問を解いても思ったより得点できないことに気づきました。
 勉強への取り組み方を変えたのは、高3の夏くらいからです。受験直前には英語は安定したと思えるようになっていました。
中山:もともと英語に苦手意識はありませんでした。でも、グノで新高3生になってから、実は英語がそんなにできるわけではないんだと気づかされました。
 要約演習をやってみると、筆者の言いたいことも的確に見抜けないし、全体がどのように組み立てられているかもはっきりしませんでした。
 当然、答案には余分なことを入れたり、キーセンテンスが漏れていたりといった状態でした。クラス最下位の成績を取り続けて、クラス分けテストの結果クラスレベルも下がってしまいました。
 高3の夏に部活を引退してから、やっと音読に本腰を入れて毎日やるようになりました。そこから読むスピードが上がりました。速く読めると、何回も読めたり、しっかり読むべきところにも焦点を当てられるようになって、やっと英語の力が伸び始めた実感がありました。
酒井:私も高3の6月にクラスが落ちて、とても悔しかったし、絶望しかけていました。「自分は音読をやっているのに、音読をやっていない人もいる中で、なぜクラスが落ちたのだろう?」と悩みました。
 そんな頃に、先生が先輩たちの話を授業中に紹介してくれました。ここで諦めずに、「絶対、夏のクラス分けテストで元のクラスに戻ろう」と決意しました。
 それまでも私は毎日音読を続けていましたが、生き生き読めていなくて、ただ字面を追っていただけでした。このことに気づいてからは毎日20分かけて、自分が筆者になったつもりで生き生きと音読することを意識し、知識面でも抜けていた箇所を固めました。
 夏の最後のクラス分けテストでクラスが上がって、模試でも、偏差値85を取ったこともあるくらい成績が上がり、英語をスラスラ読めるようになりました。
伯野:僕の場合は、そこまで英語の点数に上がり下がりがあったわけではなく、苦手意識もありませんでした。でも、どうしてもグノの読解の授業でやる要約の点数が伸びませんでした。
 そんな僕が英語でグッと伸びたのは、センター試験が終わったあとです。センター対策として初めて本腰を入れて国語を勉強したあとにグノの英語の教材を見直してみると、キーセンテンスが見えてくるようになっていました。英語も言語ですから、日本語から見直すことも大切なのかもしれません。
グノーブルの数学
津野:グノの数学にはふたつの魅力があります。ひとつは授業形態です。
 予習するのではなく、その場で解いて、先生に解答を見てもらって、「ここができている」「ここができていない」と解説していただけるところです。
 予習型の授業だと「解説を聞けばいいや」となりますが、授業内演習だと他の人が解き終わったのがわかるというプレッシャーや緊張感がありますし、解説をすぐに聞けるので、何が何でもその時間は集中できます。
 もうひとつは、カリキュラムが練られていることです。僕は2年間お世話になりましたが、高2の4月から12月で数Vの基礎や計算方法をまず理解して、12月と1月の冬期講習から高3の夏休み前までにこれらを使って基礎的な問題を解きました。夏休みに入ってからは標準問題を解いて、9月から直前期までそれを応用して難しい問題を解きました。
 僕自身は数学が得意ではありませんでしたが、順序立てて一個一個のアプローチを教えていただき、自分で復習する期間も設けていただいたので、「解法をどう運用するのか?」「問題でどう聞かれて、それにどう対応するのか?」を定着させられました。
 最初の頃は計算練習ばかりで、当時は「難しい問題を解いたほうがいいのかな?」と思っていましたが、振り返ってみると、「定着にかける時間も必要だったんだな」と納得できます。グノのカリキュラムは本当によくできていたと思います。
 セルフチェックシートも特徴的でした。セルフチェックシートには、宿題で解けなかった問題や何となく解けた問題を分析した結果を書きます。
 そうすると「こういう思考プロセスを踏んでいたんだ」と自分でわかるし、できなかった問題も先生の解説に備えて「ここまでできたけれど、ここからわからない」と明確になります。
 高校受験する時は数学が嫌でしたが、グノのおかげで数学が嫌いにはなりませんでした。
 手応えを感じたのは、高3の9月から始まるテスト演習で良い点を取った時や、過去問を解いていて「これはグノで習った解法を使えば解ける」と気づいた時でした。入試直前には「これは行ける」という自信を持てていました。
田中:私はずっとグノだったので、授業中に問題を解くスタイルは当たり前でした。
 他塾の話を聞いていると、「さあ、やってみよう」と問題を解くことから始まるのは変わっていたみたいです。そういう授業だったからこそ、解けた時の喜びが大きかったです。
 中1からグノで数学を学べて、6年間数学が嫌いになったことは一度もありませんでした。カリキュラムが練られているのは本当にそのとおりだと思います。基本的な問題から発展的な問題に進んで、高3ではテスト演習があります。グノの考えたカリキュラムを6年間通して受けられたことで、数学の実力が身につきました。
 セルフチェックシートは、家に帰ってから書きます。自分で復習して「ここで詰まって解けなかった」「ここでこういう手法がわからなかったから解けなかった」「ここがわかればここまで行けた」など、数学の力という点で至らなさがよく自覚できました。
 テストに対する取り組み方を自分の中で考えることもできるようになりました。例えば、私はいきなり計算の問題に取り組むとミスをするからじっくり考える問題から取り組もうとか、積分が得意だから積分を解いてから他の問題を解こうといったことです。
 私は最後までずっと計算が苦手で、計算問題の多い私大の受験では、落ち着いて解くことを心掛けました。逆に、考えることが好きで得意なので、習ってすぐ演習というグノのスタイルは合っていました。
 国立の志望校はじっくり時間をかけて解ける試験で、その場で出された問題を考えて解くのには自信があったので、「できないかもしれない」と考えるよりも、「出された問題にしっかり取り組んで、落ち着いて考えれば合格点は取れる」という自信につなげられました。
グノーブルの物理
伯野:高校2年の初め頃、独学で受験物理を終わらせて「あとはいったい何に手をつけたらいいのか?」「もう過去問を始めるべきなのか?」とわからなくなっていて、通塾を考えました。英語で通っていたグノの物理の冬期講習も受講してみたら楽しくて、そのまま続けることにしました。
 教室はアットホームで、先生は何を質問してもすぐに答えてくださいました。少人数なので質問される時も一人ひとりにかける時間が長く、その場で考えさせる内容が多かったです。受験で問われない問題にまで足を伸ばすこともよくあって、物理の本質を考える上で大切なこと、教科書には書いていないことも学べました。
 テストゼミは時間制限を設けない方式で、ひとつの問題にじっくり取り組めたので、個人的にはとても好きでした。
 自分で勉強していた時は、問題を解くためだけに公式を暗記していました。一方、グノの物理では物理の歴史や日常生活での応用などを重視した内容を扱うので、もともと好きだった物理がさらに好きになりました。
グノーブルの国語・小論文
酒井:古文と漢文をセンター試験対策として受講しました。覚えるべき知識を全部まとめたプリントをいただいて、それをしっかり復習したら、本番は古文も漢文も満点でした。先生に現代文のほうもアドバイスをいただいたのですが、そうしたら評論も満点でした。
 国語が苦手な私にとっては、センター試験の古文・漢文と評論で満点を取れたのは大きかったです。
 小論文は第一志望の受験科目にありませんでしたが、不安だったので、新高3の冬期講習から春期、夏期とグノで講座をとりました。先生が時事的な知識やそれらの活かし方を教えてくださいました。小論文を書く練習が本番の面接で役立ちました。
田中:古文は高1の1年間、難関国語は高3の季節講習で2回くらい受けました。
 小学生時代から国語が得意でしたが、中学で古文を全くやらなかったので、高校で古文が始まるのに何も知らないのは不安でした。ちょうどその時、グノに一緒に通っていた友達が「古文をとる」と言ったので、私も一緒に通い始めました。もともと百人一首が好きで古文に興味があり、1年間楽しく古文を学べました。
 習い始めの頃は受験で古文を使うかどうかはわかりませんでした。でも、1年間のグノの学習だけで、問題集も単語帳も使わず、理系なのに古文がアドバンテージになりました。
 中学3年間で演習としての古文には触れてきませんでしたが、グノで古文をしっかり演習して、文章をいくつも読んで、場数をこなせたのが良かったのだと思います。入試本番でも古文が一番できたくらいです。
 難関国語の講習は現代文を選びました。現代文は、小学生の頃に塾で習った国語とは全く別物です。講習での演習と解説を通して、現代文への取り組み方を体得できました。
グノーブルの先生
伯野:先生との距離が近いです。
 受験直前期、僕は過去問の添削をメールで英語の先生にお願いしました。膨大な量の添削をしてくださって、それに対する解説もとても丁寧で、僕ひとりのために時間を費やして対応してくださいました。本当にありがたかったです。
津野:グノーブルの先生がすごいのは、当たり前のように生徒の顔と名前を覚えてくださるところです。
 例えば、高1の夏の2日間だけ講習に参加し、高2から数Vで本格的にお世話になった先生は、高2の初回の授業で、僕のことを覚えていてくださって、「去年の夏休みにいたよね」と声をかけてくださいました。とてもうれしかったです。
 受験期に、周りの人たちはみんな、「頑張ってください」と声をかけてくださいましたが、グノの先生方から声をかけられると本当に励みになりました。
田中:どの先生も面白い話をしてくださいますし、優しく親しみやすかったです。人見知りの私は、知り合いがいない教室では固くなってしまうことがありました。でもグノだと、先生が「自分をちゃんと見ていてくれている」と安心できました。
中山:僕は高3の7月の終わりまで部活をやっていて、大会にも出ていて、なかなか音読の時間をとれませんでした。だから、成績がひどくてクラスも落ちてしまいました。
 でもその時に、クラスが下がる前最後の授業で先生が個人的に、「引退してからが本番だよ。夏休みの最後にクラス分けテストがあるから頑張ろうね」と声をかけてくださいました。その言葉がモチベーションになって、とてもありがたかったのを覚えています。
酒井:先生が一人ひとりを見てくださるのは私も本当にうれしかったです。
 私もクラス落ちしましたが、またクラスが上がった時、先生から「お帰りなさい!」と言っていただきました。些細なことかもしれませんが、「覚えていて、気にかけてくださっていたんだな」と思ってとてもうれしくなりました。
 グノの先生は全員、教養にあふれていて、「英語の先生なのに、どうしてこんなにいっぱい知っているんだろう?」ということばかりでした。人として尊敬できる先生方です。
医学部の面接
伯野:僕は慶應大と医科歯科大を受験しました。
 医科歯科大は「国立なのでそこまで面接を重視しない」と聞いていて、実際に厳しくありませんでした。
 一方、慶應大については、模擬面接までしたわけではありませんが、時事問題について自分なりに調べたりまとめたりしていたことを見直して臨みました。また、家族と医学系の話だけでなく社会問題に関する議論も時々していましたが、これが面接で役立ちました。
酒井:面接点の比率が高い私立を受験したので、それが国立の面接対策にもなったと思います。「受け答えは大丈夫だ」とある程度の自信が持てるようになっていました。
 ですから、千葉大受験前日は、聞かれそうな問題を親と練習した程度でした。
 千葉大の面接にはMMI*というものがあります。「自分が医学生になった立場で、こういう事態が起こったらどう振る舞うか?」を5分×3回行います。
 面接の最初に「医学的知識は必要ないから、君の考えを言えばいい」と言われたので、知識の有無は気にしなくても大丈夫でした。
*MMI(Multiple Mini-Interview):受験生が複数の面接室を移動して、それぞれの部屋にいる面接官と様々なテーマで質疑応答を行う形式。
中山:僕の印象では、順天堂大はお客様対応で全体的に丁寧で、面接官が「引き出そう」としてくれました。
 それに対して千葉大は、時間も短いし、正直なところ丁寧とは言えない対応でした。面接がどう得点化されたかはわかりませんが、医学的知識ではなく、受験生自身の考えが聞かれ、僕の説明が足りなかったからなのか、千葉大は重箱の隅をつついてくる印象もありました。
田中:京大の面接は、受験手続きに同封されている用紙に記入した志望動機や自己PRなどをもとに聞かれるだけでした。そこをしっかりまとめていれば、面接では自分の言葉で話すだけです。
 面接官3人から、「ここにこう書いてあるけれど、これはどうなの?」という感じで質問されました。事前に対策らしい対策をせず、本番も緊張しませんでした。
 私大のほうが面接が重視されているところだったので、インターネットで聞かれ方を調べて練習しました。
津野:僕は筑波大と防衛医科大を受けました。
 防衛医科大は特殊で、一次試験の合格者を対象にした説明会があり、そこで大学の入試対策をしてくれます。大学の担当者は来ないけれど、自衛官の方たちが来て「防衛医科大ではこういうことが聞かれそうです」と教えてくれます。京大と同じで自己PRを事前に書いて郵送します。合格のコツは、大学の説明会に行くことと、自衛官による面接練習があるのでそれを活用することです。
 筑波大は面接点の比率が高いので要注意です。僕は私大を一校も受けていないので対策に悩みましたが、“理由の理由”を大事にして本番に臨みました。“理由の理由”とは、例えば「人の役に立ちたい」という志望理由について、「どうして人の役に立ちたいのか?」をさらに掘り下げる感じです。他にも、自分の長所・短所、筑波大学を選んだ理由など、聞かれそうなことについては準備していきました。
 2回の面接のうち1回は千葉大のようなMMIです。MMIは対策のしようがないので、過去の質問を調べて「大体こんな感じかな?」というのをつかんでおきました。
後輩へのアドバイス
津野:グノの音読はしてください。音読を始めるのは早いに越したことはありません。決心したその日から集中して、毎日5分でもいいから音読すれば、英語で武装できます。
田中:グノは授業が充実しているので、授業をしっかり受けるのを徹底しましょう。
 復習は早いうちに始めないとプリントがたまります。いざ始めようと思った時にプリントの山があると、どこから手をつけたらいいかがわからなくなるので、授業を受けたらコンスタントに復習することが大切です。
 復習の習慣を続けていれば、グノの授業と復習だけで過去問を解く力も合格する力もつきます。グノの授業と復習に力を入れてほしいと思います。
中山:グノは良い意味で焦らせず、毎週同じことを繰り返して積み重ねていくスタンスです。他塾が「センターまであと何日」と言っている時でも、グノに来ると落ち着いて受験勉強ができます。グノをペースメーカーにして、毎週復習をしっかり積み重ねていけば、受験に対応できる実力はしっかりつきます。
 グノを信じて、長い受験期間を焦らずに落ち着いて乗り切ってください。
酒井:グノの先生は担当科目について「どうやったら伸びるか?」を知っていらっしゃいます。だから、先生の言うことにしっかり従ってやっていけば必ず伸びます。
 大学受験においては、英語ができると多くの学校で楽になります。数学はその日の状態などに左右されますが、英語は安定して点を取れる科目です。グノで先生の言うことを聞いて英語を学んでください。
伯野:グノは、受験だけを考えた塾ではなく、進学後、さらには社会人になっていくことまでを考えた塾です。このことを理解した上で、高い志を持って、音読などの一つひとつのことを大切にしてください。
 医学部志望でしたら、「どうして医師になりたいのか?」といったことを掘り下げながら、目標を高いところに設定して、グノについていけば大丈夫です。



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