赤坂:
教材として扱われている題材が幅広いのは魅力でした。普段、新聞を読む時などもそうですが、読む文章を自分で選ぶとどうしても偏ってしまいます。
グノの英文では、医学や法学などにも触れられたし、様々なことに知見を得ることができました。英文を読みながら「こういうのもあるんだ」と自然と興味が湧きました。好奇心が芽生えていくような仕組みがグノにはあったと思います。
笹原:
確かに英文のレベルが高いし、扱う分野も様々だったけど、先生の解説が丁寧で面白かったから英文を楽しめたのだと思います。
解説を聞いて楽しみながら理解できたので、毎回すっきりした気持ちで帰れました。先生が授業中におっしゃっていたことを思い出しながら取り組むと復習もはかどりました。高3ではグノの授業とその復習だけで英語の授業は十分で、他の問題集は全く必要なかったので、他科目に時間を割けて助かりました。
保田:
僕も英語の勉強はグノだけで完結していました。
復習の中心は音読です。「ここに大勢の聴衆がいるんだ」という気持ちで音読していました。学校でまるまる一教室を自習室として貸してもらい、僕が教壇に立って、目の前に全員座っているのをイメージしながら、クラス中に語りかけるように英文を読んでいました。
笹原:
単調に読むのではなく、リズムをつけて実際に話すように気を使って音読していました。
誰かに聞かせることを想定して英文を声に出すとなると、つっかえたり戻って読んだりできません。だから、筆者の言いたいことを理解して、自分がその英文を書いたつもりで、リズムをつけて読みました。
音読していると、授業中に自分がわからなかったところを考え直すきっかけにもなりました。そのおかげで、前から読んでいく力や単語力もついたし、深く解釈する力も身につきました。
赤坂:
僕は歩き回りながら音読したり、人形を並べてその前で音読したりしました。単調に読むのではなく、「人に伝えよう」と頑張りました。
廣田:
グノの音読は本当に役に立ちます。
誰かに伝えることを意識して、部屋の椅子に立って身振り手振りをつけながら、演説みたいな形で読んでいましたが、自分が理解していないと誰かに伝えられないので、英文の復習も濃いものになりました。
英語の力が伸びた時期
笹原:
伸びた時期は2回あります。1回目は高1の冬です。僕はα4のレベルで入塾しましたが、クラス分けテストでα5に落ちてしまい、さすがに「まずい」と思って単語や基本的な文法を勉強し直したらクラスが上がりました。
2回目は高2の冬頃、つまりグノで新高3の授業が始まってからです。その頃から真剣に音読を始めて、高3の春から夏にかけて読むスピードが上がり、英文の理解力も上がりました。
廣田:
高1でグノに入って半年くらいたってから、学校のテストでも順位が上がって、数字として自分の英語力が伸びていると感じていました。
次は高3になって、学校で友達と集まって音読するようになってからです。1時間くらいかけてしっかり読み込むことを続けていたら、グノの授業内の演習で格段に読むスピードが上がりました。
赤坂:
高3の夏に初めて東大模試を受けた時は時間が全然足りませんでした。でも、直前期になって過去問を解いてみたら、時間が余って「あれ?」となり、力がついていることを実感しました。
文法的におかしいところを見つける正誤問題も感覚的にわかることが増え、読むスピードも速くなっていました。
こうした“英語らしさ”をつかむことができたのは音読のおかげです。音読をしたからといって1週間で成績が伸びることはありませんが、4、5か月と続ければ必ず伸びます。ちょっとずつでもいいので毎日音読を続けることが大切だと思います。
笹原:
僕も高3夏の東大模試では点数が取れませんでした。グノからは「過去問はセンターが終わってからでいい」と言われていたので、「信じるしかない」と思って、センターが終わるまで本当に手をつけませんでした。
センター終了後、実際に東大の過去問を解いてみたら、時間も厳しくなく、力がついているのを実感しました。おかげで、受験本番には不安のない状態で臨めました。
保田:
僕は皆さんと違ってガッと伸びた時期はありませんが、ゆっくり成長していったのは成績や結果を見ればわかります。
周りには東大の過去問をたくさんやっている人がいて、そういう姿を見ていると不安に感じることもありました。それでも、グノの勉強で力がついていることは実感していたので、グノを信じていました。本番ではかなり手応えがありました。
赤坂:
僕も不安はありました。自分の学校の合格体験記を読むと、「高3の夏から過去問に取り組もう」というアドバイスがあって、それを読んで「俺はまだやったことないぞ」と思ったからです。それでも結局、初めて過去問を解いたのは2月に入ってからで、しかも3年分しか解きませんでしたが、本番は大丈夫でした。グノの勉強をやっていれば底力がつくのだと思います。
廣田:
僕の場合は全く不安はありませんでした。同じ学校の合格体験記に、成績の良かった先輩が「英語はすべてグノーブルに任せました」と書いていたので、「先輩がこう言っているんだから、そのとおりなんだろう」と思っていました。
グノーブルの国語
赤坂:
東大国語の先生がとても明るかったのが印象的です。
現代文では、抽象的で何を言っているのかわからないことも、先生の具体例でみんなが大笑いでした。その上、具体例は「なるほど」と腑に落ちるものばかりで、毎回「この先生はすごい」と感心させられました。
笹原:
僕は以前、他塾で国語を受けていましたが、過去問をただ解いて、その解説を聞いているだけでは実力が伸びるのか確信が持てませんでした。添削もありましたが、採点が甘すぎて成長にはつながらないという印象を持っていました。
「グノーブルは国語もいい」と聞いていたので、途中からグノに移りました。添削が厳しすぎて全然点にはならなかったのですが(笑)、課題が浮き彫りになって、自分の解答をさらに良くする努力ができました。直前期の過去問が尽きる頃にも、先生のオリジナルの問題が用意されていて内容の濃い演習ができました。
グノーブルの先生
保田:
講習や振替も含めたら6、7人の先生に教わりました。
グノの先生はどの先生もパワフルで、全身を使って身振り手振りを交えながら教えてくださるので、「伝えよう」という熱意をいつも感じていました。
それから、生徒を管理するということがなくて、生徒の主体性を重んじてくださったのも印象的でした。
笹原:
授業が単なる作業になっていなくて、「教えるんだ」という意志がいつも、グノの先生からは伝わってきました。
解説の時だけではなくて、プリントを用意している時も、教室に入ってくる時もエネルギーに満ちていて、いつでもやる気いっぱいなんです。だから、「自分も頑張らないといけない」と思いましたし、授業内容も入ってきやすかったです。
赤坂:
グノの先生は「伝えたい」という思いが強いです。英文を解説して終わりではなく、英文の周辺知識の話も多く、教養の深さにも、それをパワフルに語るエネルギーにも感動してました。
廣田:
先生方の元気と教養の深さに魅了されて、心の底から尊敬できました。
だからこそ、添削で褒められるとうれしいし、厳しいことを言われても「そうだよな」とすんなり受け入れられました。
グノーブルの環境
廣田:
一番良かったのは振替のシステムです。僕は高2の2月まで部活をやっていて、いきなり試合や練習が入ってしまうこともありました。そういう時、グノはギリギリまで振替が可能で本当に助かりました。
赤坂:
学校の体育祭でどうしてもグノに行けない日があった時、僕を含めた友達3人のために先生が授業をしてくださいました。普通の塾では絶対にしてくれないことなので、本当に感謝しています。
笹原:
僕は「これをやれ」と強制されるのが好きではなかったので、押し付けられずに勉強できて良かったです。グノでは自分から「これをやりたい」という思いで勉強ができました。
それから、自習室が空いていて伸び伸び勉強できたのも、人が多いのが苦手な僕にはありがたかったです。
保田:
周りの生徒のレベルの高さが良い刺激となりました。
グノの授業は先生と生徒のやりとりで進みますが、みんな積極的だし、僕よりもはるかにすごい人がいっぱいいて、「こんなすごい人がいるんだ」「この人の言ってることはすごい」と思うことが何度もありました。
グノに通ったのがきっかけになって、全く接点のなかった人と喋るようになったり、レベルの高い友達と知り合えたのも、人生における財産です。
後輩へのアドバイス
保田:
僕は文系で、もともと理系科目が嫌いでした。でも、グノで理系の英文に触れて、理系科目も段々と好きになっていきました。
最近、話題になっている『LIFE 3.0』を読んでいるところですが、「あ!? グノでやったことだ!」と何回もなってワクワクしています。
受験が終わったあともワクワクできる体験がグノにはあります。そのためにも自分が好きではない学問への扉をオープンにして、グノの授業を楽しんでもらえればと思います。
廣田:
グノは復習をメインにしている塾ですから、特に高1や高2の時期は宿題が少ないです。宿題に追われて忙しいと勉強している気になりがちですが、そういう勉強は主体的な学びではないと思います。
せっかく宿題の少ないグノに通っているなら、復習しながら、自分と向き合っていくのがいいと思います。「自分に何が必要なのか?」と考えることが、グノで英語力を高めていくのに必要です。そういう勉強をしていると、自立的な力が高まります。
笹原:
クラスのみんなの「やるぞ!」という感じに押されずに、良い刺激にするといいです。
グノにいれば、英語が好きな人はいっそう英語が好きになるし、苦手な人でも英語を好きになるきっかけを得られます。
赤坂:
東大合格の目標を決めたら、自分に何が足りないかを分析しましょう。そして、「文法が弱い」「速読力がない」などと判明したら、グノのテキストに戻って弱い部分をとことん突き詰めてください。
一番大事なのは毎日音読することです。英語の弱点はすべて音読で克服できます。音読の時間を増やしたり、困ったことがあったらすぐに先生に相談しにいけば、英語力を確実に上げることができると思います。
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