東京大学文系 Part 2

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國枝(くにえだ) (けん)さん(文V・筑波大学附属駒場) 佐柄木(さえき) 真由(まゆ)さん(文V・中央大学附属横浜)
清水(しみず) (ひびき)さん(文U・開成) 向田(むこうだ) 翔太(しょうた)さん(文U・開成)
山本(やまもと) 真愛(まい)さん(文V・都立国立)
■入塾のきっかけ
なぜグノーブルを選んだのでしょうか?

英語を受けてみたら本当に楽しかったので入塾を決めました。姉から聞いていた単語を語源から教えてくれるのを実体験できたのが印象的でした

山本: グノに通っていた姉から勧められて、高1の冬期講習で英語を受けてみたら、本当に楽しかったので入塾を決めました。姉からいろいろ教えられていましたが、実際に語源から単語を学ぶ体験ができたのが印象的でした。
佐柄木: 私は高1の夏休みから高2の夏までアメリカに留学していました。そのおかげでリスニングは得意になりましたが、簡単な単語しか使わない生活を送っていたため、難しい単語を知らないし、文法もメチャクチャでした。
 帰国後、学年が上がったとき、「塾に行かないとまずい」と思って英語に特化した塾を探しました。私の高校は進学校ではなく、東大に進学した先輩もいませんでした。だから、ネットを使って自分でいくつか候補を絞って、説明会や体験授業に参加しました。グノに通っていた知り合いからの情報も参考になりました。
 高2の9月から英語に入塾して、高3で国語も受講しました。
國枝: 僕がグノに入ったのは新高2になる春期講習からで、古文を受講しました。古文を全然勉強していなかったので困っていたとき、サッカー部の先輩から「グノの古文がいい」と勧められて講習に参加しました。
 高3からは東大国語と英語をスタートしました。
清水: 僕が入塾したのは中2のときです。小学生の頃は、英語に全然触れたことがなくて、アルファベットも書けないくらいでした。中学受験で開成に合格したあと、個別指導塾で英語を習い、とりあえず中1の定期テストではある程度点数をとれていましたが、中2から学校の英語の授業についていけなくなりました。先生にあてられても、みんながわかっているのに自分はわからなくて怖くなったんです。
 英語がみんなより遅れていることに気づいて母に相談したら、母が調べてグノを見つけてくれました。
向田: 高1の4月に英語と数学で入塾しました。
 僕もサッカー部で、中学のときは部活中心の生活でした。定期テストはいつも残念な状態で、授業も寝ていることが多かったです。中3でそんな自分の状況に危機感を覚えて、最初は他塾に行きましたが、あまりピンとこなかったので別の塾を探しました。
 僕はそもそも勉強が嫌いで、量をこなすことを求める塾は無理でした。そんな頃、同じ部活の清水君にグノを強く勧められて転塾することにしました。
■学校生活と塾の両立
忙しい日常の中で学校と塾を両立させるために、どんな工夫をしていましたか?

後コマがあったおかげで部活後もギリギリ間に合いました。振替制度などのシステムがあったからこそ通いやすかったし、「通いたい」という気持ちも続いたんだと思います

清水: 向田君にグノを勧めた僕ですが、中学時代は決して真面目ではありませんでした。サッカー部で部活中心の生活だったからです。気持ちが切り替わったのは高校に進学してからです。
 高校生になると開成は高校受験で新しく100 人くらい入学します。僕は「高校から入ってきた人たちに負けたくない」と思うと同時に、グノでできた他校の優秀な友達からも刺激を受けていました。部活を続けながら東大を目指したかったのですが、グノの環境だったので両立は可能でした。
山本: 中高と吹奏楽部に所属していた私も、部活との両立についていつも考えていました。
 学校からグノまでは30 分くらいかかりますが、後コマがあったおかげで、部活後もギリギリ間に合いました。振替制度にも随分、お世話になりました。
 こうしたシステムがあったからこそ通いやすかったし、「通いたい」という気持ちも続いたんだと思います。
佐柄木: 私は中高ともに軽音楽部でした。自分たちの都合の良い曜日に部活を入れられたので、予定がパンパンになることはありませんでした。
 でも、学校が神奈川県にあってグノからは遠く、毎週ギリギリで後コマに間に合っていました。どうしても放課後に用事があるときは振替できたのもありがたかったです。
國枝: 中1から高2の秋まで他塾の英語に通っていましたが、膨大な宿題に追われて、部活や学校行事との両立は正直できていませんでした。部活は高3の4月末まで続けていて、学校行事は6月に音楽祭、9月に体育祭、11 月に文化祭がありました。
 そんな状況の中、高2でグノの古文を受けたとき、宿題が30 分程度で終わるプリント1枚だったことにとても衝撃を受けました。授業は復習できないと意味がないとわかっていたので、部活と学校行事で時間がなくてたくさんの宿題をやりっ放しになっている状態よりも、宿題は少なく授業の復習を確実にできるグノの方が続けやすそうだと思い、英語も転塾を決意しました。
 グノには前コマと後コマがあるので、部活が終わってからも通えました。読解と作文の授業を、曜日を分けてとることもできて、とてもフレキシブルでした。
清水: 開成では、学校の授業中に塾の宿題をしている人が中学からいました。内職をしてようやく塾の宿題が終わるのは正常ではないですし、僕は「絶対にそういうことをしたくない」と思っていました。学校に通って、学校でいろいろがんばって、プラスアルファで塾なのに、その優先順位が逆転しているのはおかしいと思います。だからこそ学校生活を応援してくれるグノが好きでした。
 僕はサッカー部のキャプテンだったので、練習試合の日にコーチ間の話し合いで急遽試合が増えると、最後まで帰れませんでした。自分の試合が先に終わっていても、全員の試合が終わるまで待っていたかったんです。そういうときは電話をして、「後コマに出席してもいいですか?」とお願いすると、前コマを後コマに振替できました。
 グノは柔軟に対応してくれましたし、急な振替でも受付の人は本当に優しくて助かりました。
向田: 僕も部活で時間が厳しくなることが多くて、何度か後コマを利用させてもらいました。おかげで部活の練習で遅くなっても授業に参加できました。
 長期休暇中、部活の合宿や試合がランダムに入って講習をまとめてとれないときでも、講習の2日はここで受けて残りはここで受ける、というように細かく区切って受講できました。
 グノだったからこそ部活も休まずに両立できました。
■グノーブルの英語
受験では数多くの英単語を暗記しなければならないと思いますが、どのように乗り越えたのでしょうか?

単語を語根から覚えることにハマりました。単語帳で覚えるよりはるかに楽に、応用の利く語彙力が身について本当によかったです

佐柄木: 私は「単語帳は要らない」という方針が好きでした。市販の単語帳を使って暗記する勉強はつまらない上に、せっかく覚えた単語でも別の意味で英文に出てくると理解できないことが多くて、腹が立つこともよくありました。
 単語帳を使わなくて英語を読めるようになるグノのやり方は本当にありがたかったです。
國枝: 「単語帳は要らない」と言われて、最初は「大丈夫かな?」と疑問に思いました。
 でも、語根や接頭辞・接尾辞で区切って語源から教えてもらえたことで、イメージで単語を覚えられました。日本語と一対一対応で単語を覚えていたときよりうまく解釈できるようになっていることにも気づき、グノの方針に納得しました。
 単語の派生的な意味も語源から生まれていることが理解できたので、豊かな意味を持つ単語も圧倒的に覚えやすくなりました。自分で辞書を引いて調べるときにも自分なりに単語のイメージを膨らませるのがうまくなりました。
向田: 単語を語源から覚えることに僕はハマりました。単語帳で覚えるよりはるかに楽に、応用の利く語彙力が身について本当に良かったです。
 学校ではみんな単語帳を必死に覚えていて、意味の当てっこなどもしていましたが、僕は“単語帳アレルギー”だったので、みんなのように単語帳に触ることなく受験を終えられてありがたかったです。
清水: グノには、大手塾のような受験勉強っぽさがなく、かといって、留学を目指して英語にだけエネルギーを費やす塾とも違います。受験っぽくないけれど、別の方向に振り切っているわけでもなく、いろいろなことを両立できる良い雰囲気がありました。
 授業は、先生が生徒をあてて、そのやり取りで進んでいくので、教室にいつも適度な緊張感がありました。授業の流れをリアルタイムで追いかけているから、自分が授業に参加している意識を常に持てましたし、集中力が持続するので授業効果も高まりました。
 それに、要約や英作文もすぐに添削してもらえるので、よくできた日はうれしくて解説に集中できたし、ダメだった日も悔しくて集中できました。
山本: 私の中では、授業の最初の要約演習がとても意義深く、毎週戦いのように挑んでいました。単なる小テストとは違って、英文を読んで内容を要約するのは総合力の勝負です。英文を正しく読む語彙力や文法力はもちろん、ある程度の教養や論理力がないと筆者の主張が見抜けません。 表現力が不足していると字数内でうまくまとめることもできません。「要約で良い点をとりたい」という気持ちが強かったので、授業の知識面の復習や音読へのモチベーションが維持できました。
 それから、グノの授業で扱う英文が興味深いものばかりだったこともモチベーションにつながりました。
佐柄木: 先生が選んで用意してくださる英文は本当に面白いものばかりでした。受験勉強というよりも教養を深めるという感覚で、毎週楽しく通えました。面白い英文だったので音読での復習も楽しくできました。
■グノーブルの音読
英語の指導では音読が重視されていますが、皆さんはどのように取り組みましたか?

英文の展開を意識しながらの音読を続けているうちに、英語を読む感覚が構築され、どんどん英語ができるようになりました

國枝: 僕は中学時代に通っていた塾で、あまりにも文法偏重の読み方を詰め込まれてしまいました。英文を読むときは、線を引いてSVOCを書き込んだり、名詞節や副詞節などを記号で囲って返り読みをする習慣がついてしまっていました。これだとものすごく読むのが遅くなります。東大入試同日体験受験を受けたら、時間が足りなくて、全く解き終わりませんでした。
 グノに転塾して語順のまま読むやり方を教えてもらい、GSLを使った音読を続けていくうちに英文を前からどんどん読めるようになって、読むスピードが格段に上がりました。
*GSL(Gnoble Sound Laboratory):中1から高3までの6学年すべてに毎週用意されているオリジナルの英語音声教材。
向田: 要約の英文すべてにGSLが対応していて、いつでもどこでも聞くだけで復習になりましたし、音声を活かして、英語モードになるように耳も口も頭も鍛えられたのが良かったと思います。
 音読は一番勉強っぽくない勉強でした。勉強している気にならないのにいつの間にか力がついているのが楽しいんです。
 今では音読が大好きな僕ですが、音読の良さに気づいたのは結構遅くて、高2のときは先生に「音読をやりなさい」と言われてもサボっていました。
 高3から音読を始めたら、英語を読むのが楽しくなって、楽しいから英語に触れる時間が伸びて、読むスピードもどんどん上がっていきました。
山本: サーッと読むだけの音読では意味がありません。授業の解説を聞いて、細かな言葉遣いも、もちろん筆者の主張も、全体の流れも十分にわかっている英文を、誰かに伝える気持ちで音読するから力がつきます。
 私は先生から、椅子の上に立ってやるといいという話を聞いて以来、それを実践していました。小学生の頃にスピーチコンテストに出たことがあったのですが、当時を思い出しながら、椅子の上に立って、礼をしたり周りを意識したりして音読していました。生き生きと読めるようになってどんどん楽しくなりました。
清水: 僕は途中まで、グノが推奨する音読をなかなかうまく使いこなせていませんでした。先生から「よくわかっている英文を何度も読もう」と言われても、僕にはその意味が理解できませんでした。「わからない文章を読んで解くのが入試だ」と思っていて、その練習をした方がいいと決めつけていたからです。
 でも高3の5月頃から考え方を変えました。1回の授業で扱ったすべての英文の音読を、毎日続けるようにしました。発音がわからない単語は辞書で確認し、意味があいまいなところは授業ノートを見直して、英文の展開を意識しながら音読を続けているうちに、英語を読む感覚が構築されていきました。その感覚が構築されるにつれ、どんどん英語ができるようになりました。
 音読の習慣が染みついてからは、黙読のときも心の中で声に出していました。学校の英語の授業でも、周りより読むのが速くなっていることをたびたび実感して、それがグノのやり方への信頼につながりました。
佐柄木: 私は留学していたので、英語を英語のまま前から読むことはできていました。でも、学校の英語の授業では「主語を見つけて、これが動詞で……」という文法重視の読み方でした。もし、それに合わせていたら、英語のまま読む感覚を忘れてしまっただろうと思います。
 グノに出会えて、英語のまま読む感覚をさらに研ぎ澄ませられました。
 毎週の授業で読み応えのある興味深い英文を用意していただけましたし、自分では「読めている」と思っていても、深いところまでは理解できていないことに解説で何度も気づかされました。長くて複雑な内容の英文だと、読んでいるうちに英文の内容を忘れてしまうことも多かったのですが、音読を続けていくとそれもなくなりました。英文全体の構成を捉えながら読む力が伸びて、読むスピードは格段に上がりました。
國枝: 僕も音読で読むスピードが上がりましたし、読んだところをしっかり覚えていられるようになりました。
 そもそも一度読んだ内容を記憶して読み進めるのが苦手だと判明したのは、音読をしたからです。黙読では気づけないことに音読をしていると気づけるとわかったのは大きかったです。
 僕は他教科でも音読をしていました。それは音読には3つの良さがあったからです。ひとつ目は純粋に楽しいこと。いつまででもずっと音読していられるので、勉強時間も増えました。ふたつ目は定着しやすいこと。声に出せば出すほど単語や事柄のイメージが脳に刻まれます。3つ目は読解力が身につくことです。
 先生からも「生き生きと英語を読みなさい」と言われていましたが、感情を込めたり強弱や抑揚をつけたりして読めるところが黙読との違いだと思っています。黙読はよくわからないところがあってもパーッと読み飛ばしできますが、音読ではそれができません。読み飛ばさず、気持ちを込めて誰かに読み聞かせるように音読しているうちに、どういう順序で話が構成されているかも理解できます。これが読解力の向上にもつながりました。
■グノーブルの数学
文系の皆さんにとって数学の授業はどうだったでしょうか?

グノのやり方をしていれば文系数学にはセンスは不要です

向田: グノの授業方針で一番良かったのは「まずやってみよう」という精神が大切にされていたことです。それぞれの問題は意味があって用意されていましたが、まずは自分で答えを出すことに重きが置かれていました。
 自分なりに考えて解答を作ってから授業に臨む形式なので、理解できていなかったところやつまずいていたところがわかります。問題を事前に解くのは大変ですが、自分で解けなかったときこそ深く刺さるものがあって、「こういうことなんだ」という納得も、「あっ!」というインスピレーションも得られる楽しい授業でした。この経験の積み重ねで数学が自分の武器になりました。
 グノの数学の特徴といえばセルフチェックシートです。受験が終わってから振り返ると本当に大事だったとわかります。
 セルフチェックシートには先生からの丁寧なコメントもいただけるので、自分で分析したことと先生の見方との違いも明らかになります。「こういう見方をすればいいのか!」「なぜ気づけなかったんだろう」という経験はよくありました。
清水: 高1の頃は、問題をどんどんみんなが解いていって、解けた人から手を挙げて先生に見てもらう授業でした。競争みたいな要素もあってとても楽しかったです。
 高2からは、受験を意識して得点できるように整えていく授業になりました。数学の場合、自分で考え手を動かして解けるようになった問題は次もできますが、解答を読んで理解できているだけの問題は、自分でもう一回解こうとしてもできません。先生のアドバイスに従って、手の動かない問題とその解答をB5 のルーズリーフ1枚にまとめていったら、僕の場合は300 枚くらいたまりました。
 そのたまった問題を「タグづけ」という方法で整理します。できなかったのがどういう問題なのかがわかるように、「三次関数」などのひと言で分野別に分類します。授業では「この分野にはこういう出題があってこういうふうに構成されている」という板書がなされるので、それを自分の実例に当てはめていって各分野を制圧していきます。
 タグづけを通して「この分野は、これが来たらこれ」と考えられるようになり、受験学年の後半にはどの問題にもしっかり対応できるようになりました。
 先生が体系立てて分類してくださっているので、グノのやり方に沿って取り組めば文系数学にはセンスは不要なのです。
■グノーブルの国語
国語の授業はどうだったでしょうか?

先輩から「とにかくグノの国語はいい。古文単語を英単語と同じように語源から教えてくれて、意味を丸暗記するのではなくイメージを膨らませられる」と言われていました

山本: 冬期講習と直前講習では東大国語を受講しました。
 現代文の授業であてられる経験がそれまでなかったので、あててもらえて、先生とやり取りできるグノの授業は楽しかったです。
 また、東大の過去問題集などの解答例は、解答に至るプロセスや解答自体に納得できないことがよくありました。
 グノの先生の解答は納得できることが多く、納得できない場合でも、「私はこういう解釈なんですが」と気になることをこちらから発言しやすい雰囲気がありとても良かったです。
 数回の授業でしたが、たくさん得るところがありました。
佐柄木: 高3の4月から難関国語を受講していました。私はもともと国語が得意でも苦手でもなく、読書をするのと同じように感覚や雰囲気で解いていましたが、難関国語を受講しているうちに、現代文の文章構造を意識できるようになり、論理的に解けるようになりました。
 古文・漢文の基本的な知識を身につけられたのも、センター試験の国語が解けるようになったのもこの時期です。
 そのあと、志望校を東大に決めたので、9月からは東大国語の授業をとりました。
 「東大の国語のコツは言い換え」と教えていただき、全く考え方がわからなかった過去問も解けるようになりました。わかりづらい表現は先生が巧みに身の回りのことにたとえてくださったり、雑談を交えて説明してくださったりして、授業は笑いが絶えませんでしたが、いつの間にか国語が得意になっていました。
國枝: 先輩から「とにかくグノの国語はいい。古文単語を英単語と同じように語源から教えてくれて、意味を丸暗記するのではなくイメージを膨らませられる」と言われていたので、高2で古文を受講しました。
 ハイテンションで楽しそうな先生の姿が衝撃的でした。「こんな面白い授業があるんだ」と感動しました。先輩の言う通り、単語の覚え方が丸暗記ではなかったし、添削も丁寧でとてもわかりやすかったです。
 東大国語は、解き方のテクニックだけでなく、「全体を通して、この文章はこういうことを言っているんだよ」と具体例を交えてわかりやすく教えていただけたので、毎回とてもすっきり理解できました。
 添削も、先生が僕たち一人ひとりの解答に寄り添って採点してくださるので、とても納得できました。
清水: 高1のときは、「古文をとりあえず武器にしたい」と思って受講していました。
 グノの古文は高1と高2合同クラスなので、「高2の人にも勝ちたい」という意識で受講していました。授業の最後の課題は先生が点数をつけてくれて、上位の人の点数が発表されます。その中に自分が入ったときはうれしかったです。
 高2のときの現代文では人数が少なかったこともあって、先生がとても細かく見てくださいました。元気のある面白い先生だったので、高2で中だるみしていた僕にはいい刺激になりました。
 高3の東大国語は笑いが絶えない授業で、疲れていたときや、つらかったときのオアシスにもなっていました。先生は他塾でいうチューターのような存在でもあり、いろいろ相談にも乗っていただけましたし、受験全体の情報も教えていただけて助かりました。
■グノーブルの先生
先生方はどのように皆さんの勉強と関わってくれましたか?

「先生がこんなにがんばっているから、自分もがんばろう」と自分を奮い立たせられました

向田: グノの先生は皆さん、個性的で話が面白いです。楽しい授業だから自然と引き込まれます。
 でも、それだけでなく、教養や人間としての深さも伝わってきました。先生が様々な分野に精通しているとわかるので、人間として尊敬できるし、「この先生から学びたい」と思っていました。
山本: 私も、グノの先生の人柄を尊敬していました。私は一時期、大人にちょっと絶望していましたが、「グノの先生みたいな大人はまだいる」と思って安心できました。私にとって、グノの先生はそれぐらい尊敬できる存在でした。
佐柄木: グノの先生の面白さは、知的好奇心をそそられる面白さです。授業を受けるにつれて、自分の知識が増えるのを実感できました。
 1年間受験勉強だけをしていたら勉強が嫌いになるかもしれませんが、グノで受講していた英語と国語は嫌いになるどころかますます好きになりました。
清水: 先生は全員とても一生懸命です。「先生がこんなにがんばっているんだから、自分もがんばろう」と励まされました。
國枝: 先生は一生懸命なだけでなく、授業を楽しんでいますよね。いつもオーラを放っていて、生徒を惹きつけるパワーに満ちあふれています。疲れている日に英語の授業を受けていて、気づいたらノンストップで3時間、飽きたりボーッとしたりする時間もないままずっと集中して聞いていたことに驚いたときもありました。
 それから、「先生はどういうふうに英文が読めているんだろう?僕はこんな感じにしか読めないけど、先生と同じように読みたい」といつも憧れていました。
■後輩へのアドバイス
これから受験する後輩に向けて一言お願いします

最後まで受験勉強を続けられたのは、グノに通ってグノの勉強で成長できると信じることができたからです

山本: グノを信じて勉強すれば大丈夫です。
 授業内では頭をフルに使って演習と解説を楽しんで、授業後にはそれを復習することを習慣にしてしまうことが大事です。文化祭や体育祭で忙しくても、「グノの勉強だけはやる」と決めて取り組むべきです。
 都立高校の人もグノにもっと入ってほしいし、自分の高校にもグノの良さがもっと広まってほしいと思っています。
清水: 東大を目指す人たちは誰もがある程度の勉強をします。でも、結果の差が生まれる要因には休憩のとり方の違いもあると思います。
 僕は、良い休憩のとり方を見つけるのが大事だと受験終盤に気づきました。休憩がうまい人は勉強もうまいんです。例えば、グノの授業にはエネルギーを注ぐことになるので、前日は睡眠時間を多くするとか、授業の直前はコーヒーでも飲んで少しリラックスしておくといった感じです。
佐柄木: 私も、受験で一番大切なのはメリハリをつけることではないかと思っていました。
 私の場合は、学校では思いきり楽しんで、帰ったら勉強をしっかりするという日々でした。そのおかげで勉強疲れしませんでした。
 私の学校は大学付属なので、受験勉強が最後まで続かずに妥協して、内部進学する人もいました。私は最後まで受験勉強を続けられましたが、それはグノに通ってグノの勉強で成長できると信じて努力したからです。
 単語帳を使わないとか復習は音読とか、一般的な勉強とグノの勉強はかなり違う点もありますが、私はそれらを実際に取り組んで大きく伸びました。だからこそ、「絶対にグノの勉強を信じてがんばってください」と伝えたいです。
國枝: 受験全体を通して、つらい時期がなかったわけではありませんが、結構楽しかったです。楽しくない勉強はすぐ辞めたくなると思うので、自分なりに楽しみながら成績が伸びる勉強法を見つけてください。
 グノの先生がおっしゃる「こうした方がいい」に対して、最初は「それはどうなの?」と疑問を抱くかもしれません。僕はそういう姿勢も重要だと思います。
 自分で考えながら実践していけば、「自分で決めたことはやり抜こう」と思えるし、それが成長につながります。主体的に行っていくのが伸びる勉強です。
向田: 東大の過去問対策をするとわかりますが、東大受験で大切にされているのは基礎力です。基礎力があるからこそ将来の応用につながるのだと思います。
 その基礎力を身につけられるのがグノの授業です。グノ生は授業を必ず復習して、基礎を徹底的に固めてください。
 それから、人と一緒に勉強すると効率が悪くなるので、できるだけ勉強はひとりで集中した方がいいと思います。



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